一応ちゃんと勉強できているとは思うけど、不安で仕方ない
大きな受験もあまりしてこなかったし、いきなり国家試験なんて緊張する!今まで大きな受験を経験してきた人が羨ましいなぁ・・
受験は経験してきても将来が決まる試験だし不安だなぁ・・
こんな人におすすめの記事です。
私の周りの薬学部の子は推薦入学で入っている子も多く、国家試験が初めての大きな受験だという子が少なくなかったんです。
普通に受験して入学した私は国家試験直前によく受験の心得のようなものを聞かれたりしました。
今回はそんな私が友達に助言したことや、今振り返ってもっとこう言ってあげれば良かったと思うことをまとめてみました。
当時は私も自分のことに必死でしたので、もっとこういうことを伝えてあげれば良かったなぁと思うことが結構あります。
改めてまとめてみましたので参考にして頂ければ幸いです。
もちろん、受験はしたけど不安な人が読んでも大丈夫ですよ♪
目次
①大事なのは落ち着くこと
大切なのは落ち着いて受験にのぞむことです。
冷静に向き合うという言い方もできますね。
受験は水物と言われているようで、その時の気持ちが結果にも影響してしまうことのことです。
実力をしっかり出すには落ち着いて冷静でいることです。
この気持ちは当たり前のこと どう対処する?
受験前の不安は当たり前のことで、自分だけが感じているわけではありません。
だからといって、「あなただけじゃないんだからそんな風に思うなんて甘い」と言っているわけではありません。
「不安はあたりまえのことであなたが悪いわけじゃない」ということです。
特に試験前は
- 「結果を出せなかったらどうしよう」
- 「あの人ほど勉強できなかったし、うまくいかないんじゃないか」
- 「これができなかったら自分の将来は大変なことになる」
など不安な気持ちが出てしまいますね。
これは普通のことなんだと認識して、自分の感情の不安の感情を小さくしていきましょう。
「まぁ大丈夫でしょ」と気楽に構えてそうな人でも心の中に小さな不安な種はあります。
私は「あなたはなんか平気そうだよね」とよく言われてるタイプでしたが、
「合格の結果を見るまではどうなるか分からないし不安だよ!」と思っていました。
だから不安に思うあなたも悪くありません。
感情を無にして感情のフィルターを通さない
先ほど不安は当たり前の感情だというお話をしました。
とはいえ、不安も含めて感情は試験に対してはネガティブに働くことが多いです。
不安などのネガティブも嬉しい楽しいなどのポジティブな感情もいりません。
どちらの感情があっても気が散ってしまいます。
感情が動くと冷静さを欠いてしまいますので、感情を動かさず「無」の状態が良いのです。
他の受験生をみると「あの人なんか賢そうだな」「自分がなんかダメに見えてくる」
といったように事実がどうか分からないようなことを考えてしまいます。
感情のフィルターを通すとどんどん不安が膨らんでしまいますので、
この感情スイッチは試験ではOFF!
目に見える事実だけを受け取りましょう。
試験会場で受験生らしき人がいてもその人がすごい人かどうかは分かりません。
「あ、人間だ」という事実の認識だけでいいのです。
テストも「紙に書いてある文字」だし、
国家試験は「紙に書いてある文字を読んで、答えを書く作業」なのです。
シンプルでドライにいることが落ち着くポイントだと思います。
私も初めての大きな受験である大学受験をしたときにこれは活かせました。
上記は一例なので、あなたなりの考え方で「感情を無」にしてみてくださいね。
感情を切り替える練習をする(5分でできる)
なかなか「感情を無」にすることが難しい方はひとつヒントをご紹介します。
それは、今までうまくいった試験の感情をそのまま国家試験のイメージに張り付けることです。
国家試験を受けるあなたであれば、今まで何かしらの試験に突破してきたはずです。
定期試験や卒業試験もしっかり勉強しないと突破できませんから、絶対に成功体験があるはずなのです。
その「うまくいったテスト」を受けているところを思い出し、その状況や感情をこれから受ける国家試験のイメージに張り付けます。
今まで受けた
- 周りの環境
- 自分の状況や寛容
を頭に思い浮かべてみましょう。
たとえばこんな感じじゃないですか?
■周りの環境
- 静寂
- 緊張感
- ペンを走らせる音
- 消しゴムで消す音
- 紙をめくる音 など
■自分の状況や感情
- 真剣
- 集中
- 冷静
- 緊張感はあるけど集中を助けてくれるような適度な緊張感
- テストだけを考える
- 頭が活性化している
- 心臓の鼓動が聞こえそう
- 最後の問題までずっと自分が解ける問題かな?というドキドキ感 など
このような状況・感情のイメージをハサミとノリで切り貼りするかのように、これから受ける国家試験のイメージに貼り付けます。
感覚的なものもコピー&ペーストしようと思えば案外できます。
頭の中でイメージしてみましょう。
会場は初めての場所の場合が多いので、教室・会議室・講堂などいろいろな会場でテストをする状況を思い浮かべてみるといいですね。
これをやってみるだけで試験を受けるときの心のあり方をだいぶ習得できます。
何回もやるとさらに効果的だと思います。
1回やってみるのに5分もかからないと思うので、お風呂に入っている間や移動時間など隙間時間でやってみてください♪
「今までできたことの方が多い」と思いだそう
人はネガティブなことが印象に残りやすい。
国家試験をむかえるあなたは今までできたことばかりです。
定期テスト、実務実習、卒業試験
これらのことを全てクリアして今ここにいます。
本当はできたことばかりだと思い出しましょう。
国家資格にに色はありません。
高得点だと黄色だとか赤だとかになるわけではありません。
100点満点で合格しても、ギリギリで合格しても資格は資格。
そこに違いはありません。
たった1問分からなくてもいい。
合格点さえクリアできればいい。
これは大学の教授が国家試験直前の授業で言ってくれた言葉です。
できない問題ばかりを数えて不安や心配になったりしていた私はこの言葉にとても救われました。
勉強するときはできた問題よりもできなかった問題の理解を進めていきます。
勉強の手順としては当然ですが、できない問題ばかりだという印象もついてしまい、私のように不安に襲われている学生も多かったように思います。
この言葉をくれた教授には本当に感謝しています。
不安は全て取り除いておく-前を向いて受験するために-
①勉強が足りないところはないか
勉強が足りないところがあればしっかりと勉強してください。
特に基本知識の部分は必須です。
基本と基本を組み合わせて解ける問題もあるので、どんなに勉強に不安があっても基本知識だけは最後に磨きましょう。
②電車が遅れるのが不安なら近くのホテルを取っておく
電車が遅れるのが不安なときは受験会場の近くの宿泊施設を予約してもいいと思います。
私は家から会場まで1時間弱のところでしたが、近くの宿泊施設を取りました。
電車に影響されるのも嫌でしたし、試験直前は知識の総復習の時間に使いたかったからです。
同じ会場で受験する友達と一緒に宿泊したので、朝は起こしあうともできました。
③受験票は絶対持つ!
試験となると受験票は命よりも重いと言ってもいいくらい重要なものになります。
なくしてしまっても本人確認できれば受験はできるみたいですが、試験直前に焦りたくないですし、心を乱されるようなことは絶対避けた方がいいです。
前日は1時間くらい準備にかけてもかけすぎではありません。
ただ、もしものために受験票をがなくなったときの対策も確認して準備しましょう。
なにがあるか分からないですからね。
もしものことを考えておくのも大事です。
- 受験票
- 筆記用具
- 財布
- 身分証
- 昼食や飲み物 など
家を出る直前に持っているか最終チェックできるようにドアにメモを貼ってもいいですね。
④起きるのが不安なら目覚ましをたくさん買っておく
起きるのが不安であれば事前にうるさい目覚ましをいくつか買っておくのもいいと思います。
1万円くらいでうるさい目覚ましを何個か買えます。
そのくらいの金額で国家試験を取得できるのなら安いものでしょう。
⑤持って行って落ち着くものは全て持っていく 【例:青本全部】
復習したいものがありすぎて、当日の荷物は多くなってしまいますよね。
経験上、全部持って行っても復習できるものは限られていますし、気持ちを落ち着ける時間の方が大事だったりするのですが、持っているだけで安心できたりします。
使わなかったけど、心の安定剤のような役割を担ってくれました。
持っていきたいものは全てもっていきましょう。
バックパックのリュックで今までのテキストや学校のプリント全て持って来た子もいます。
それを変な目で見る人はいなくて、「持ってこないと不安だよね、分かる分かるウンウン」みたいな反応でしたよ。
通路や椅子の下に荷物を置くので極力他の人に邪魔にならないようにすれば問題なしです。
心穏やかに過ごそう
今まで過去問をくれたり相談に乗って下さった先輩方、一緒に勉強しようと誘ってくれた友達、そんな人たちのおかげで今ここにいます。
感謝の気持ちを感じて穏やかな気持ちになればきっと大丈夫です。
しっかり勉強していれば大丈夫です。
不安でなく感謝の気持ちを持つと結構良い方向に転がってくれます。
最後に
あの時本当にありがたかったなという気持ちは何年たっても色あせません。
試験が終わって落ち着いてからでも素敵な周りの人たちに感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
試験が終わると新生活に向けて忙しくなるので、私は何年か経った今感謝の気持ちを伝えたいと思っています。