MRだし資格がなくても働けるけど、来年の受験しても大丈夫かな?
働きながらだと大変そうだなぁ
働きながら再受験する人はいつ勉強しているのかな?
こんな人におすすめの記事です。
先に言っておくと、MRで働きながらでも翌年の国家試験に合格することは可能です。
私の周りにも国家試験に落ちてしまった人がいました。
- 同じ会社の同期
- 配属先の先輩
- 違う製薬会社に行った同級生 など
MRだと薬剤師の資格がなくても働けるので、どこの会社も毎年1人はいる印象です。
珍しい話ではありません。
そんな人たちに聞いたMRで働きながらどう勉強していたかをまとめてみました。
また、私自身もMR経験があるので、働きながら合格することに再現性がある方法かも記載しています。
目次
働きながら合格するのは可能!だけど勉強はマジで必要
国家試験に落ちても働きながら再受験して合格することは可能です。
この例は結構あります。
105回の薬剤師国家試験の既卒者全体の合格率は42.67%です。
この数字から見ても努力でカバー可能な合格率ではないかと思います。
いつ勉強してた?働きながら再受験するための勉強時間の確保
再受験して薬剤師国家試験に合格した人にいつ勉強していたのか聞いてみました。
初期研修のMR試験対策の時に
MR研修の時にMR試験の勉強をする時間もあります。
その時間の時にMR試験用のテキストと合わせて国家試験勉強をしていたそうです。
確かに青本が分かればMR試験には対応できます。
皆がMR試験の勉強をしているときに青本を勉強するのは良い案だと思います。
ただ、青本はMR対策問題集よりも内容が濃いので、他の人がスイスイ問題を解いている中で、自分だけが同じ章をずっとやっていることにはなりかねないと思うので、バランスも大切です。
同期は初期研修の時にみんなが夜に飲みに行っているときに一人だけ勉強したりしていました。
平日帰ってから
配属後、平日家に帰ってから時間を見つけて勉強していたようです。
ただ、平日でも面会が長引いたり、講演会などの企画があると帰宅が遅くなりますので、帰宅後にできないこともあるかと思います。
できる日に1時間でも進めておくと良いでしょう。
土日にガッツリ
まれに土日も講演会が入ることもありますが、ほとんどはフリーです。
土日はガッツリ勉強時間を確保することができます。
再現性があるか?
再現性はあります。
私がそう思う以下の理由を3つ解説します。
- 卒業できるだけの学力はあるから
- 土日は時間をとれるから
- 勉強時間さえ確保できればあとはやるだけだから
卒業できるだけの学力はあるから
薬学部って学年を上がるのも一苦労ですし、卒業するのもかなりの勉強が必要です。
それをくぐり抜けてきたということはそれなりの基礎知識や勉強に対する体力はあるわけです。
土日は時間をとれるから
土日は基本的に勉強時間は確保できます。
平日に終わらせる仕事は終わらせて休みの日は勉強する環境を整えておくとなお良しです。
勉強時間さえ確保できればあとはやるだけだから
働きながらの再受験で一番大事なのは勉強時間を確保することです。
逆に言えば、勉強時間さえ確保できればあとはやるだけと言っても良いでしょう。
卒業できるだけの力はあるので、勉強時間を確保することに注力しましょう。
何時間を目標にしたらいい?
国家試験合格までに何時間勉強したか?
ここで私の例を出しておきます。
勉強期間:9月~2月
1日勉強時間:平均10時間弱
国家試験点数:8割以上
私の例だと1800時間ほどは勉強していた計算です。
ただ、最後の2か月くらいは忘れないための勉強で、知識量は変わっていかったので、1200時間勉強すれば8割以上の点数を取れる可能性は大いにありますね。
薬学部を卒業できるだけの学力はあるわけですから、勉強時間はこれより少なくても良いのかもしれません。
また、6割合格で良ければもっと少ない時間で良さそうです。
国家試験に合格できなかったということは基礎的な部分が抜けている可能性もあります。
800~1000時間くらいは目指して一から勉強しなおした方が良いかもしれませんね。
(個人的には1000時間以上勉強して余裕の合格をして欲しいなとも思います。)
ちなみに、1か月の土日に1日10時間勉強すると、1か月で80時間、半年で480時間、1年で960時間の勉強時間が確保できます。
これに平日30分ずつ1年間勉強すると約182時間の時間が確保できるので、土日にガッツリ、平日にコツコツと勉強すると結構勉強できますよ。
合格のために気を付けること
MRの仕事に慣れるまでは大変
MRの仕事は結構ハードです。
連日講演会の時は体を休める時間がなさ過ぎて死ぬかと思いました。
卸に行かないといけないので朝も早いですしね。
MRの仕事に慣れるまでは半年~1年くらいかかるようなので、「慣れたら勉強頑張ろう」と思うとなかなか勉強に手が付きません。
大変ななかでも少しずつ時間を見つけていきましょう。
誰かの誘いに乗らない意思が大切
人から遊びの誘いを受けることもありますよね。
薬学部卒だとみんな国家試験に合格して、社会人でお金にも余裕があるという状態なので、遊んで解放感を楽しみたいという人も多いかもしれません。
遊びの誘いにのるということは勉強時間が減るということでもあるので、勉強時間確保のために遊びの誘いには乗らない気持ちが大切かもしれません。
気晴らしは大切ですが、ほどほどにしましょう。
会社に言っておくことも大切
薬剤師国家試験は2月にありますが、受験するなら上司にあらかじめ国家試験に受験することを言っておいた方が良いかもしれません。
講演会などが土日に入ることもあるので、はやめに伝えておきましょう。
薬ゼミ・メディセオは必要?
私の周りでは薬剤師国家試験関連の塾に通っている人はいませんでした。
入社できたということは卒業試験は合格しているわけなので、基本的な知識は備わっていると思います。
その状態であればあえて塾に通う必要はないのかなと思います。
誰かに教えてもらいたい人には良いかもしれません。
メディセオは週末だけのコースもあります。
オンライン動画のコースもあるのでいつでも受講できて便利です。
【まとめ】
今回は働きながら薬剤師国家試験に合格するための情報をまとめてみました。
参考記事としてこちらも読んで頂ければ幸いです。
それでは今回は以上としますー!