株の配当金って夢がありますよね。
配当金で生活が楽になれば最高ですよね。
今回は月10万円配当金をもらうためのシュミレーションをしてみました。
年利4%なら初心者でも十分狙える金額なので4%の利回りで計算しています。
目次
月10万円もらうには3000万円の資金が必要(年間利回り4%)
配当金で年間利回り4%くらいは十分目指せる金額です。
一般に高配当株というと年間配当利回り3%以上のものを指すみたいですが、4%くらいなら初心者でも現実的に狙える数字だと思います。
あくまで税引き前の計算ですが、月10万円(年間120万円)もらうためには3000万円の資金が必要となります。
ちなみに高配当で有名なJT株は現在(2020年6月)配当利回り約7%なので、約1800万円の資金で年間120万円がもらえる計算です。
すごく魅力的ですね。
ただし一言で高配当株と言っても注意点もあります。
■高配当株の注意点
JTのような超高配当株は一見魅力的なのですが、気を付けたいことがあります。
それは、業績がボロボロで株価が下がった結果、相対的に配当利回りが上がっているかもしれないという点です。
配当だけもらえればいいと考える方もいますが、一応リスクは分かった上で選んだ方がいいです。
高配当株のリスク
・業績が下がっている場合は株価も下落する
・減配の可能性がある 業績が悪い会社は配当だすだけの体力が残っていない
・倒産のリスクがある
単に高配当だから買うのではなく、以下のようなことを視野にいれて購入することがいいと思います。
選ぶときに考えたいこと
・増配している企業を選ぶ
・財務が安定している企業を選ぶ
・業績が堅調な企業を選ぶ
またはリスクがあってもリスク込みで買うという選択肢もあります。
JTの株を保有している人で言えば、
- 超高配当
- 保有株が下がっても配当をもらう仕組みを購入していると思っている
- タバコを止められる意思の強い人はごく一部だから今すぐ倒産とかはない
こんな感じで会社の特徴とかを考えながら、リスクを受け入れて買っている印象ですね。
私も興味ありつつも少額トレーダーなので、手が出ていない感じです。
複利の力を活かすともっと少なくていい【時間を味方につける】
先ほど、年間配当利回り4%で月10万円(年間)もらうには約3000万円の資金が必要だとお話ししました。
ですがそんなに貯蓄がないよ!という方もいるのではないでしょうか?(私もそうです)
そんなときは未来の自分が月10万円もらえるように複利の力を活かしましょう!
※複利とは?
利子にもまた利子がつくことです。類語に単利もあります。
- 単利:「元本」に対して利子がつくこと
- 複利:「元本+利子」に対してまた利子がつくこと
複利の方がお金を増やす効果が高いです。
雪だるまのようにお金を増やしていくことができます。
実際に複利を活かして運用していくとこんなにも違うんです。
こちらのグラフは元手100万円の人が年間4%の利回りで、単利で運用したとき(青)と複利で運用したとき(赤)の比較グラフになります。
複利を利用して運用に使う方がお金を増やしやすいんですね。
現在25歳の人が60歳まで35年間運用すると、
- 単利:240万円
- 複利:394.6万円
となり、154.6万円の収入の差がつくことになります。
こんな風に複利の力を使うと未来の自分のためにお金を育ててあげることができます。
これを利用して未来の自分が月10万円受け取るには、こんな風になります。
- 10年後に月10万円受け取れるようになるなら、現在2026.7万円必要
- 20年後に10万円受け取れるようになるなら、現在1369.2円必要
- 30年後に10万円受け取るためには現在925.0万円必要
ですが実際のところ、皆さんの貯蓄がどのくらいあるかはバラバラですし、有り金の全てを株に投入するのもリスクがあることです。
実際には毎月貯蓄しつつ増やすこととなると思うので、ゼロから複利の効果を使って3000万円を作るならどうなるかも次の章で計算してみました。
毎月貯蓄しながら年間4%で増やすシュミレーション
以下のグラフは毎月1万円(年間12万円)を使って
- 貯蓄した人
- 年間利回り4%運用した人
の比較グラフになります。
※利回り計算は年間ごとの計算です。
月1万円ずつ貯蓄した人は35年で420万円を貯めることができますが、複利の効果を使って月1万円ずつ運用していくと883.8万円の資産になります。
時間の効果を使うと月1万円の使い方だけで2倍以上の差がでます。
ゼロから3000万円貯めるには、受け取った配当を使わず複利の効果を使っていくことが現実的ですね。
それでは毎月いくらずつ、何年運用すればいいかのパターンをいくつかご紹介します。
■配当利回り4%
配当利回り4%で考えると、約3000万円作る目安は以下になります。
月10万(年間120万円)ずつ配当株を購入していくと、18年後に3077.4万円
月8万(年間96万円)ずつ配当株を購入していくと、21年後に3069.0万円
月5万(年間60万円)ずつ配当株を購入していくと、28年目に2998.1万円
■配当利回り2%
運用に自信がないからもっと低い利回りで考えていきたい人のために利回り2%で約3000万円作ることも考えてみました。
月10万(年間120万円)ずつ配当株を購入していくと、21年後に3094.0万円
月8万(年間96万円)ずつ配当株を購入していくと、25年後に3074.9万円
月5万(年間60万円)ずつ配当株を購入していくと、35年後に2999.7万円
ただし、その後もこのまま2%で運用す場合は月5万円の配当を得る計算となりますので、月10万円欲しい!という方は年間利回り4%にポートフォリオを組みなおす必要があります。
何年も投資にかかわっていればさすがに4%は狙える範囲だと分かると思いますしね。
また、株には値動きがありますが、コツコツ毎月同じ金額だけ購入していけば、購入金額が平均化されてリスクを抑えることができます。
これはドルコスト平均法という購入方法で、こちらの記事にも書いていますのでこちらもご覧いただければ幸いです。
節約できるところは節約して夢に近づこう
毎月コツコツ貯めていくためには節約もやっていきましょうね♪
こちらの記事で節約について触れています。
また、節約したらその分をすぐに株にするとどのくらい節約ができたのか視覚化して投資できて面白いですね。
少額で株を購入するにはSBIネオモバイル証券がおすすめ
少額から株をするなら1株から購入可能のSBIネオモバイル証券がおすすめです。
1株200円前後の株も多くあるので、節約した少額の金額でも株が購入できます。
もちろん配当ももらえるので複利の効果でお金を増やしていくことも可能です。
月200円~利用できるので、ローリスクで株を始めたい方向けにはぴったり!
私もネオモバイル証券なら超高配当のJT株に手を出してもいいかな?と思って検討中です。
【まとめ】
今回は配当で将来の生活を楽に過ごせるように考えてみました。
ですが、以下の部分は机上の空論ですので、ここはしっかりと理解しておいてほしい点です。
机上の空論である点
- 税引き前の価格で計算している
- 株価が変動する可能性がある
- 配当が減配する可能性もある
- 余剰資金でやることを考慮していない
- 計算が月利ではなく年利でざっくりと計算
ただ、シュミレーションをしてそれを行動にうつさないことには始まりませんからね。
【妄想が夢への第一歩】だと思っているので、今回の記事が皆さまの妄想のお役にたてれば幸いです。
■高配当銘柄選びのポイント
・増配している企業を選ぶ
・財務が安定している企業を選ぶ
・業績が堅調な企業を選ぶ
■3000万円作るポイント
・毎月コツコツ積み上げる
・複利の効果を活かす
・節約する
それでは今回は以上とします。