投資・自己投資

四季報見るべきポイント!メリット&デメリットや使い方について

四季報ってどうやって使うのかなぁ

情報がありすぎて何を見たら良いのか分からないなぁ

こんな人におすすめの記事です。


四季報って初心者にとっては何をポイントに見たら良いのかも分からないし、1個1個のデータをどう活用していいか分からないので、ちょっとハードルが高いですよね。


四季報自体も2000円ちょっとかかるから、買わなくていいなら買いたくないなぁなんて思ったりもします。

今回は四季報のメリットやデメリットやどんな使い方をしたら良いのかを解説します。


【メリット】

  • 全部の上場会社の基本的な情報が載っている
  • 独自の解説が載っている
  • 数年分の業績・配当が載っているので時系列的に伸びているかどうか分かる

四季報なら1冊で全ての企業の基本的な情報を確認することができます。


1社1社自分で調べるのは時間がかかります。

ネットで調べると自分の興味のある分野に情報が偏りがちですが、全社まとめてあることで今まで気にしていなかった分野や銘柄に出会うことができます。

全社書いてあるのは心強いですね。


四季報編集部が独自の解説も書いているので、チェックしきれなかった情報も拾うことができます。


また、過去数年分の業績や配当も載っているので、業績が上向きの会社や増配しているかがすぐに分かります。



【デメリット】

・情報がすぐ古くなる ・スクリーニングができない ・持ち運びは大変

最新情報が載っているとは言え、紙ベースの情報なので情報が古くなりやすいです。

情報掲載した後に四季報発売日が来るので、株価などの情報はタイムラグがあります。

リアルタイムの情報が知りたい場合は自分で調べる必要があります。

ニュースや材料発表も更新されていたりするので、気に入った銘柄は四季報だけでなく、リアルな情報も調べることは必須です。


また、本のためネットでよくあるスクリーニングなどはすることができません。

手作業で1つ1つ銘柄を見ていくためのツールになっています。

情報はまとまっていますが、通常の本にしては分厚く重いので持ち運びや収納は少々大変なこともデメリットとして挙げられます。

これらのデメリットを解決してくれるサービスに四季報オンラインというサービスがあります。

株価などの情報を最新に更新してくれて、スクリーニング機能も使えます。

サイトとアプリを連動できる便利なサービスです。



【四季報の使い方】

四季報は必要な情報を簡潔にまとめてくれていますが、全上場企業の4000社近い会社が書いてあるためかなりの量です。

しかも3ヶ月に1回発刊されるので、専業の方以外は熟読していてはとてもじゃないですが間に合わないと思います。


おすすめの使い方としては、業績の悪い銘柄をバッサバッサと切っていく使い方です。

業績以外でも指標などが良くない銘柄を落として、ふるいにかけるためのツールとして使っています。

良くないポイントを見つけたら、次の銘柄! 次の銘柄でも良くないポイントを見つけて次!


その中で、良い銘柄が浮かび上がってきます。

熟読ではなく、消去法のためにある感じですね。


使い捨てみたいに使ってモッタイナイと始めは思っていましたが、時間効率にお金を払っているイメージに変わってきました。

歩いて3時間の場所に行きたい時に、もし電車やバスがあれば利用したほうが効率的なのと同じように、四季報も時間や効率にお金を払っている感覚です。


慣れないうちは1周ざっと見るだけでも一苦労ですので、だんだん四季報に愛着が湧いてきて相棒のような存在になってくれます。

1周見るだけで気になる銘柄が確実に数銘柄は見つけられるので、株式投資をするのであればコスパとしてはかなり良いと思います。


四季報は3ヶ月に1回発刊されますが、1度振るいがけできた銘柄は来期以降も追っていけるので、1度リサーチした苦労をしばらくの間は生かすことができます。



【初心者が見ておくポイント】

私なりの見るポイントをまとめてみました。

◆ファンダメンタルズ分析で欠かせない3点

第一優先で見る3項目になります。

  • 業績 ←伸びていないならすぐ切る
  • 財務 ←有利子負債が多ければすぐ切る
  • PER

業績は時系列的に伸びていなければそれ以降は読みません

財務欄でも有利子負債(借金)が多ければそれ以降は読みません


私の投資手法としては、安定的な銘柄をある程度ほったらかしつつ順張りスイングトレードしていく方法です。

業績や財務が安定していない銘柄はほったらかしておくにはリスクが高すぎます。


PERは参考程度に軽く見ておきます。

よくPERは20倍以下が買いだと言われていますが、業種によってPERの相場は異なります。

PERで切ることはしないですが、頭の片隅に残しておきたいファンダメンタル指標だと思います。


◆直近株価に影響しやすい押さえておきたい4点

  • チャート ←下落トレンドならすぐ切る
  • コメント欄
  • 配当
  • 四半期進捗率

私の手法はスイングトレードをメインにしているので、他にも直近の株価に影響しそうな項目は押さえています。


順張り手法のため、チャートは下落トレンドであればそれ以降は読みません。

コメント欄は流し読みして、気になる材料があればチェックします。

配当は、きちんと出しているところを狙います。

配当を出す企業は、業績が落ち込んでも値崩れしにくい傾向にあります。


権利確定日後には株価が下がるので、その前に仕込んで権利確定日1日前に売ると初心者でも値幅がとりやすいです。


四半期進捗率が遅れていればなるべくその銘柄は避けるようにします。

その方の投資手法によってやり方は変わってきますが、私の方法は初心者でもやりやすい手法をとっていますので、参考にしていただければ嬉しいです。


また、落とした銘柄が後々優良銘柄になっていることもまれにありますが、いちいち細かく調べていたのでは、手が回らない方がほとんどだと思います。

小さな可能性を拾うよりも、大きい可能性を狙ったほうが優先順位としては高いので、ある程度割り切ることが必要です。



【目線の流れ】

あれも見て、これも見てとやっていくとしんどいですよね。

だったら、見る流れを体に染み込ませれば良いんです。


例えば、◆ファンダメンタルズ分析で欠かせない3点 でご紹介した以下のの3点はこんな目線の動かし方見ていきます。

  • 業績 
  • 財務
  • PER

◆直近株価に影響しやすい押さえておきたい4点で言えばこんな目線の流れです。

  • チャート ←下落トレンドならすぐ切る
  • コメント欄
  • 配当
  • 四半期進捗率

序盤で引っかかる銘柄はその先はもう見なくて大丈夫です。

良くない銘柄を落としていくためのツールなので、落とすポイントを見つけた銘柄は問答無用で切りましょう。



【四季報の後に確認する物】

四季報で消去法を行って優良銘柄が分かったあとは、その銘柄を個々に調べていきます。

デメリットでお伝えしたように、四季報は紙ベースゆえに情報記載日以降の情報更新がされません。

最新の株価やニュースと合わせてエントリーするか決めていきます。

  • 最新チャート
  • ニュースリリース
  • 最新決算短信
  • ブログ

人気の銘柄だとブロガーさんたちが考察を書いていることもあります。

人の考えを知ることで自分が気付けていなかったことを知るきっかけになるので、余力があれば調べてみましょう。

とはいえ、エントリーは自分のルールで行ってくださいね。



【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

あくまで私の1例ですがこんな風に四季報を見ていくと効率的に銘柄選びが出来ると思います。

何回かやっていくと見るべき銘柄とそうでない銘柄が分かってくるので、 半年~1年に1回くらいのペースで良いので1周ざっとみてみるのも良いかもしれませんね。


1周見るのも一苦労ですが、終わった時には何銘柄も優良銘柄が発見できるので、やって良かったと感じました。

しばらくはその情報を元に銘柄研究ができそうです。

少し時間はかかりますが、みなさんも四季報を1周見てみてくださいね♪

それでは今回は以上としますー!

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