薬剤師・薬学部

薬学部ってバイトできる?アルバイト事情【結論:可能だけどポイントあり】

薬学部でもアルバイトできるのかなぁ
大学生活をどう送っていこうかなぁ
お金も欲しいし経験にもなるからバイトしたいけどできるのかなぁ
バイトの頻度はどれくらいで何をやっている人が多いんだろう

こんな人におすすめの記事です。

入学前の人にも読んでいただける記事になります。

下記の内容を解説します。
・薬学部でもアルバイト可能な話
・アルバイトの頻度と種類
・テストの時期と確保しておくべき勉強時間(私の経験談)

これを書いている私は薬学部卒の女です。

結論から言えば薬学部でもアルバイトは可能です。

私も何種類かアルバイトをしてきて、周りの人もアルバイトをしている人が多かったです。
ただ、薬学部に通っている人は”バイトしても勉強についていけるか”が気になるところだと思います。

今回は、

・留年しないレベル

・国家試験に合格できるレベル

ここらへんを基準にお話ししていきます。

私の成績も上位40%以上、卒業試験の成績も上位20%と割と上位の方を死守していましたので、勉強面にも余裕をもったアルバイトの頻度としては結構参考にして頂けると思います


薬学部でもアルバイトは可能です。【ただしポイントあり】 

薬学部でもアルバイト可能なのですが、薬学部生がアルバイトをするときは「いかに勉強に支障を出さないか」がポイントになると思います。

そこで
・バイトの頻度
・バイトの種類
が無理のないものにする必要があります。


バイトの頻度【できる頻度は学年によって違います】


アルバイトできる頻度は学年によって違います。

・1~4年前半
・4年後半
・5年
・6年
ここらへんの学年によってアルバイトの頻度は変えていく必要があります。

基本的に学年が上がるにつれてアルバイトは難しくなると考えたほうがいいです。

そこらへんを加味してお金と時間を管理したりしてもらえればと思います。

それぞれ解説します。


1~4年生前半

この時期が一番アルバイトができる時期です。

 

土日含め週に2~3回ほどがちょうどいいと思います。

はじめのうちは週に1~2回ほどアルバイトを入れて慣れてきたら増やしていくのがおすすめです。

 

金曜日土曜日は次の日が休みなので遅くまでバリバリ働く人も多かったです。

春休み・夏休みなどの長期休みは2か月くらい休みがあるのでそこでは毎日のようにアルバイトを入れても大丈夫です。

 

ただし、定期テストの成績が悪く再試験になるとお休みの期間に勉強したりテストを受けに行ったりしないといけないので、2-3週間ほどお休みが減ってしまいますのでアルバイトにも影響してしまいます。


■入学前の人へのアドバイス■

入学当初は友達を作る意味でも新歓コンパなどは出てもいいと思いますが、ある程度友達ができたらもうアルバイトにシフトチェンジしても良いでしょう。

友達を作る理由は有意義な学生生活を送る意味もありますが、定期テストの過去問の情報共有する目的もあります。


4年生後半(CBT・OSCE対策)

4年生後半にはCBT・OSCEという試験があります。

合格率は97~98%ですが、やはり皆ある程度は勉強してきます。

アルバイトを辞める必要はありませんが、週1~2回、1回2~3時間であまりガッツリ入れない程度がおすすめです。

1日中かかりっきりだったり、夜通し働くようなものは負担が大きく、勉強へ影響するので避けるのがベストです。

CBT・OSCEが終われば今までで一番長い春休み(3か月弱だったかな?)になると思うので、そこでまたガッツリバイトできます。


5年生(実務実習・就活対策)

5年生になると病院・薬局での実務実習が始まります。

朝9時から夕方5時まで拘束されますし、大学の授業と違って1分たりとも遅刻は許されません
毎日提出しなければならない日誌もありますので、アルバイトは休日に限定されるかと思います。

基本的に週に1回土曜日だけがおすすめですが、家と実習先とバイト先が近い場合などは1回2~3時間程度で週2~3回入れている子もいました。

また、企業への就活を目指す人は5年生になった瞬間から夏のインターンシップの情報を集めたり、5年生後半では企業説明会やES・面接対策も行っていきます。

企業を目指す人は大体5年生の中ごろでアルバイトを辞めて、後半は就職活動に時間を使っている人が多かったです。

6年生(就職活動・卒業試験・国家試験対策)

6年生前半では企業を目指す人も薬剤師を目指す人も就職活動を行います。

学校にも授業や研究などでわりと毎日通っています。

前半は就職活動が終わった人から週1回2~3時間くらいであればアルバイト再開できるかと思います。

私はここが薬学部生の最後のアルバイト期間だと思っています。
また、この時期から少しずつでも国家試験の勉強はしていった方が安心です。

後半になると卒業試験・国家試験対策に全力を注ぎます。
気分転換にアルバイトできなくはないと思いますが、試験にパスできなかった時の後悔がはんぱないと思うので私は本当におすすめしません。

バイトの種類

  • 飲食店(居酒屋、ファミレス、ハンバーガーショップなど)
  • ケーキ屋
  • スーパーレジ打ち
  • コンビニ
  • カフェ
  • 薬局
  • 期間限定の派遣

一番多かったのは飲食店です

ここは他の大学とあまり変わらずだと思います。

意外にも薬局でアルバイトしている人はわりと少数派でした。

長期休みなどガッツリ働きたいときは期間限定の派遣の仕事も重宝しました。

他にも薬学部の少数派なバイトとしては

  • 引っ越し
  • レンタカー屋
  • 家庭教師・塾講
  • 仕分けのバイト
  • 夜の仕事

などがあります。

体力に自信のあるの男子は引っ越しバイト、車好きはレンタカー屋さんなどバイト選びの基準はどこの学部も同じですね。

文系の学部に比べると塾講師をしている人は少ない印象ですが、教えるのが上手な人は家庭教師や塾講師をしていました。

時給は良いのですが、生徒さんのために予習復習に割く時間があるので、時間に余裕があって複数の生徒を一気に見れる文系の人と比べるとコスパは下がる傾向にあります。
特にこだわりがない人は他のアルバイトの方が効率的に思うかもしれません。

また、まれに時給の高い夜のアルバイトをしている人もおり、少ない時間で一気に稼いで、他は勉強時間に生かすという人もいました。

アルバイトの見つけ方

アルバイトの見つけ方はいたって普通です。

・インターネット
・知り合いから紹介
・店の前を通りがかって募集しているのを目にした

アルバイトしている人はほとんどネットで検索して面接に応募しています。
検索条件は色々選べるので、自分の状況に応じて探していけます。

興味のある方は是非検索だけでもしてみてください♪

薬局のアルバイトは学校側が校内の掲示板などで案内している場合があります

気になる人は学生サポートセンターなど学生支援の部署に問い合わせてみるのがいいと思います。

テストの時期と確保しておくべき勉強時間(私の経験談)

最大限にアルバイトをするにはまずは勉強の必須時間を把握しておいた方がいいでしょう。

ここでは各学年の必要勉強時間の目安を解説します。

 

■1年~4年前半

2種類のテストがあります。
・半年に1回の定期テスト(年2回)
・実験実習のテスト(年3回)

 

・半年に1回の定期テスト(年2回)

勉強時間は1か月、学校から帰ってから勉強する。

赤点になると再テストでまた勉強しなおさないといけません。

 

・実験実習のテスト(年3回)

勉強時間は30~40時間ほど

 

 

 

■4年生後半(CBT・OSCE対策)

CBTの勉強時間は約半年。実際は4~5か月くらいで合格圏内には入れると思います。

学校から帰ってきたら勉強していました。
OSCEは1~2週間ほど 実務なので友達とロールプレイもしていました。手順はしっかり暗記。

 

■6年生(卒業試験・国家試験対策)

青本を使って勉強した期間は約半年。

6年前期に国家試験対策用の授業を取っていたので、実際は前期から軽く対策はできていました。

前半に知識がまっさらな状態の人は後半大変そうだったので、出来そうな科目から少しでも手をつけておくことをおすすめします。

 

換算すると6年間で〇時間アルバイトの時間を作れる

1年生から4年生前半  テスト前1か月と長期休みを除いた約8か月×週2~3回=64~96回/年間

4年生後半 週1回×6か月=24回

夏休み・春休み(1~4年) 毎日OK

5年生 週1回×12か月=48回 (企業に就職活動する人は5年前期まで)

夏休み・春休みで毎日みっちりバイトをいれることもできます。

長期休みはそれぞれ1.5か月~2か月くらいあったと思います。

 

定期テストが再試験になると夏休み返上で勉強しないといけませんが、それでもみっちりバイトを入れれば20日ずつくらいはできると思います。

長期休みの時は朝から晩まで働けますので、7時間くらいバイトすると1回の長期休みで最大約140時間働けます。

長期休みだけでも年間最大280時間、4年間で1120時間働ける計算です。

 

企業への就活をする場合はアルバイトは難しくなってくるので5年生前半までになるかと思います。

 

  • 通常時(1~5年まで) 296~408回 (1回3時間とすると888~1224時間)
  • 長期休み時(1~4年まで) 最大280時間/年
  • テスト前1か月 0時間

6年間だと合計2008~2344時間となります。

時給1000円とすれば頑張れば6年間で200万円くらいは稼げる計算です。

現実的にもこなせない数字ではないと思っています。

 

 

とはいえ、アルバイトだけが学生生活ではありません。

学生でないと経験できない体験もありますので、バランスを見ながらバイトしたいですね。

 


自分の大学の事情は先輩に聞いておこう!【バイトの頻度が勉強時間確保に重要です。】

大体の大学が上記のような状況だと思いますが、大学によって多少テストの頻度などは違いがあるかもしれません。

自分が通っている大学の事情を先輩などに聞いておきましょう。


先輩と仲の良い友達に聞いて情報収集をするのもありですね。

薬学部でアルバイトをするにはバイト内容と頻度が重要です。

ハードすぎるバイトも勉強に影響出るかもしれませんので試しにやってみるのもいいかもしれないですね。


調べると週1~OKのアルバイトもたくさんありますのでアルバイトを探している方は是非探してみてください。


それでは今回は以上とします。



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