薬剤師・薬学部

薬学部に入るには?薬学部に入りたい!どうしたらいい?勉強は?

薬学部に入るにはどうしたらいいかな?

本記事では以下の内容を解説します。

  • 受験に必要な科目
  • 受験料
  • 学費
  • 薬学部の偏差値
  • 大学選びのポイント

これを書いている私も薬学部を卒業しました。

薬学部に入るための基本的な情報についてまとめてみましたので参考になれば幸いです。

それでは解説します。

■受験に必要な科目

受験に必要な科目は国公立を受けるか私立を受けるかで違います。

国公立

国公立を受験する場合はセンター7科目とB試験4科目(うち理科2科目)がほとんどかと思います。

一般的なものを書いておきます。

センター7科目 

  • 国語 
  • 数学ⅠA 
  • 数学ⅡB 
  • 社会(地歴公民から1科目)  
  • 化学 
  • 生物(もしくは物理) 
  • 英語

B試験 

  • 数学(多くは3Cまで含む) 
  • 英語 
  • 理科(多くは物化生から2科目が多い) 

一部大学ではここに国語が加わることもあります。

私立

私立はセンターを利用する場合とセンターを利用しない場合があります。

どちらもメインで使う科目は

  • 英語
  • 数学ⅠA/ⅡB
  • 化学

まれに国語や生物で受験できる学校もあるようですが、私立にいくなら基本的にこの3教科と思って良いです。

一般的な例を書いておきます。

センター利用

センター試験:化学

B試験:英語、数学(ⅠA/ⅡBが多い)

化学だけセンター試験の点数を利用して、B試験では英語と数学のパターンが多いです。

センターを利用しない

B試験のみ

  • 英語
  • 数学ⅠA/ⅡB
  • 化学

■受験料

センター試験(2教科以下) 1万2000円+800円(手数料)
センター試験(3教科以上) 1万8000円+800円(手数料)
国公立B試験 約1万7000円
私立 約3~4万円


■学費

国公立   入学金 約30~40万円
 年間学費 約50万円/年 
私立 入学金 約40万円
 年間学費 約200万円/年 


■薬学部の偏差値

国公立 55~80
私立 45~65


私立でも55以上の偏差値は見ておきたいところです。

国公立は科目数が多いので私立よりも大変と感じる人が多いと思います。

■大学選びのポイント

薬剤師国家試験の合格率と受験率をみる

薬剤師国家試験の合格率は結構みなさん確認していると思いますが、忘れがちなのが受験率も見ることです。

受験率を見ることで大学をきちんと卒業できるのかの参考になります。

特に私立は国家試験の合格率を重要視していますから、勉強が足りない学生は卒業できません

国家試験のエントリーは卒業が確定する前に行いますので、国家試験の受験率をみれば卒業率の参考にできます。

受験率・合格率どちらも確認することで卒業試験・国家試験への対策の手厚さを判断する基準にもなります。

せっかく入学できてもなかなか卒業できない・・なんてことにならないようにしたいですね。

こちらの記事も参考にして頂ければ幸いです。

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こちらの記事では”受験率×合格率”を「真の合格率」としてランキングにしています。

真の合格率が70%以上あれば問題ないと思います。

就職を考えて選ぶ

卒業後の進路で選ぶ

将来製薬会社などで研究職に就きたいのであれば国公立をおすすめします。

私も製薬会社(営業)に就職しましたが、研究職の同期はほとんど国公立だったと思います。

もし私立で研究をしたいなら、大学に進む選択もあります。

大学院を出てどこかの研究所に就職したり、そのまま大学の助手として大学の先生のポジションになっていくパターンもあります。

就職のしやすさで選ぶ

薬局薬剤師になるのであれば就職のしやすさには大きく影響しません。

病院や製薬企業に就職する場合は歴史や名のある大学は強いイメージです。

今は製薬会社に興味はなくとも念のため就職活動がしやすい大学か確認してみてもいいと思います。

これを書いている私自身も受験時は製薬企業に興味ありませんでしたが、大学で考えが変わって製薬企業に入社しました。

未来の自分のために良い選択肢を作ってあげるためにも就職のしやすさも是非確認してみてください。

営業職であれば偏差値55以上の学校であれば就活しやすい大学が多そうなので最低限そのあたりの大学は目指すことをお勧めします。

■受験勉強の最重要は化学!

薬学部の受験で特に1番重要な科目は化学になります。

化学の配点が高い学校や、センター試験の化学の点数を大きく加点するような方式もあり、化学は重要視されています。

私は化学の成績だけを偏差値70にしてあとは適当にやるという超極端な戦略で薬学部に入学しました。

ただこれだけは言えるのは、化学だけでなく数学・英語も絶対やった方がいいです。(当たり前

今受験生に戻ったらこうする!

もし今受験生にもどったらこんな感じで勉強をやるなーと思うポイントを書いてみました。

今受験生の方は「あの時もっとこうすれば良かった・・!」とならないように参考にして頂ければ幸いです。

■まずは1つの問題集をやり込む!

色々な問題集に手をつけたくなってしまいますがそれはNG。

昔の私は色々な問題集を買っている人を見て「私もそうしないといけないかも」と不安になって時間をロスしていました。

いろいろな問題集に手を出す=やらなければいけない量も必然的に増えます。

そうするとこんなことになりがちです。

  • 自分の分かる問題だけ解きがち
  • 解いただけで復習が間に合わない
  • 復習が完璧になっていないから同じミスを繰り返す

大事なのは解けない問題をどれだけ解けるようにするかです。

解ける問題をひたすらやってもそれ以上点数が上がることはありません。

まずは1つの問題集をやり込んで完璧にしてから他のものに手を出すのが良さそうです。

私が化学の偏差値を上げたのも学校指定の問題集をやり込んだからです。

他の科目でもやれば良かったなと思います。

■勉強時間を確保!アプリで隙間時間を上手に活用!

忙しい学生さんはできるだけ上手に勉強時間を確保したいですよね。

今はスマホのアプリで勉強できるので、すき間時間を活用できます。

私も高校生の頃にあったら使いたかったです。(泣

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■辛さを乗り越えろ!SNSで仲間を作る

成績のことって友達同士だとデリケートな問題なのでそこまでオープンに相談できなかったりしますよね。

なので昔はモバゲーとかミクシーとかでこんなことをやっていました。
・分からない問題を教えてもらえる
・勉強時間の報告をしあってモチベーションを維持
・成績・模試の結果を報告しあう

今はTwitterになるのかな?と思います。

匿名同士でしたが、相手も頑張っていると思うと自分も頑張れました

友達には相談できない成績の悩みも匿名だからこそ言い合えることもありその距離感がちょうど良かったです。

まとめ

将来の進路を決めるのって考えることが多くて大変ですよね。

真剣に向き合わないと後々後悔しやすいですが、悩んで決めても「思ってたのと違った」となることも。

どうなるか分からないのが人生なのかもしれません。

とはいえ、ちゃんと向き合っていた方が将来的に良い方向に進みやすいと思います。

このブログでは引き続き薬学部関連の発信をしていこうと思いますので、今後も参考になるような記事を書いていきたいと思います。

それでは今回は以上としますー!

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