どんな風に対策すればいいかな?
そもそも早めに対策しても意味あるかな?
自分でできるかも不安・・・
こんなひとにおすすめの記事です。
以下の内容を解説します。
- 何をやればいいか?
- 早めの対策が意味ある理由3点
- おすすめの勉強方法
- 自己学習おすすめ科目
これを書いている私は数年前に薬学部を卒業して無事国家試験も合格できましたが、薬学部在学中に早めに国家試験対策したいと思っていました。
しかし、どんなことをすればいいか分からず、対策できたのは結局6年生になってからでした。
卒業して「あのときこれをやれば良かったな」と思うことを書いていきたいと思います。
結局本格的に対策を始めたのは6年生になってからでしたが、80%以上の得点で余裕を持って国家試験に合格することができましたので、余裕をもった勉強の参考にして頂けることが書けるかと思います。
それでは解説していきます。
目次
いきなり過去問はNG!CBTが終わったら青本をやるべし
これを読んでいるあなたが大学4年のCBTを終えた人であれば、青本をやることをおすすめします。
筆者は4年のCBTが終わった春休みに国家試験の過去問を解いてみたことがあります。
過去問は全く歯が立ちませんでした。
CBTと国家試験の問題では難易度に差があります。
CBTで基礎知識があるので、分かりそうで分からない状態・・・
いきなり国家試験の問題を解くのではなく、青本などの要点をまとめてくれている解説がある問題一体型の参考書で勉強するのが良いと思いました。
CBTに比べるとボリュームが多いですが、少しずつ理解しながら進めていくと良いですよ。
CBTが終わっていない人は?
まだCBTが終わっていない学年の人はまずはCBT対策の参考書からやるのが良いと思います。
これもいきなり問題ではなく、要点をまとめてくれている解説があるものから入るのが良いです。
コアカリとかがそれにあたります。
テキストを購入しないといけないの?
早めの対策でもテキストを購入しないといけないか?というとそれはその人の勉強スタイルによります。
自分用のテキストがあった方がいい人とそうでない人がいます。
自分のテキストでなくても勉強できるタイプの人は、学校の図書館などに行くと青本が置いてある大学がほどんどですので、図書館で勉強することができます。
自分用のテキストがあった方がいい人や書き込みながら勉強したい人は、先輩からもらったり、メルカリなどで安く購入する方法もあります。
ガチで購入すると高いですからね。
早めに対策する意味は大いにある
早めに対策してもどうせ忘れてしまうし意味あるのかな?と思う人もいるかもしれません。
結論から言うと意味はあります。
意味のある理由は以下3点です。
国家試験の勉強に慣れるため
国家試験対策は青本(CBTがまだな人はCBT対策)になるかと思いますが、青本で勉強することに慣れるという意味でも早めの対策は効果があると思います。
「こういうときは問題を解きながら覚えよう」「こういうときは一度飛ばして概要だけ把握しよう」とか自分なりの勉強が確立できれば最高です。
また、いきなり分厚い青本をやることに抵抗があったり、そもそも勉強が苦手な人は机に向かうトレーニングにもなります。
勉強の全体像を把握できる
あらかじえめ対策しておくことで、全体像が把握できます。
それが1教科だけであったとしても、一度目を通している教科だと自分にとって苦手な科目かどうかも分かるので、その後の勉強スケジュールも立てやすくなります。
しっかりやった部分はちゃんと記憶に残るから
どうせ忘れてしまうし・・・と思っていたとしても、ちゃんとやれば意外と忘れません。
私は薬剤師国家試験を受験してから、何年か経っていますが、ちゃんとやった部分はなんやかんや内容を覚えています。
しかも、薬剤師として働いたことがないので、知識を使うタイミングはゼロの状態にもかかわらずです。
しっかりやれば長期記憶として定着します。
適当に1冊をやるよりは、しっかりと1章分をやった方が意味がありそうです。
また、忘れている部分があっても、内容をみればすぐに思い出すことができますし、再度暗記しなおすときも短時間ですみます。
おすすめの勉強法やポイント~意味ある時間にするために~
ここからは事前に自己学習するときのポイントを書いていきたいと思います。
しっかりと事前の時間を意味のある時間にするために是非参考にして頂ければ幸いです。
使うものは以下になります。
- CBTが終わっていない人:コアカリ など
- CBTが終わった人:青本 黒本 虹本など
筆者は青本で勉強しました。
ゴロを検索して覚える
単純暗記の部分はみんながつまずくもの。
検索するとゴロを考えている人がたくさん見つかるので、覚えやすいゴロを見つけて覚えましょう。
ふせんやメモなどでテキストに残しておくと後から分かりやすいですし、あらかじめゴロを調べておくと6年生になったときの手間がはぶけます。
分からなすぎる部分は飛ばす
中には誰かから解説を聞かないと分からなすぎる部分も出てくるかもしれません。
自己学習では分からない部分は飛ばして、分かる部分を完璧な状態を目指して勉強するのが良いでしょう。
人には得意不得意があるので、苦手すぎて勉強が止まってしまうよりは、分かる部分をしっかり対策できた方がいいと思います。
また、他の教科でやらなければいけない基礎の部分が抜けすぎていると分からないものがあったりもします。
「疾病」「実務」がそれにあたると思っています。
疾病は薬理を勉強した後、実務は全てを勉強した後がおすすめです。
(実務は疾病・薬理ができれば手を着けてもいいかも?)
しっかり覚えるところはしっかり覚える
先ほど分からなすぎる部分は飛ばすと解説しましたが、分からないからと言って全てをぼんやりこなすのはNGです。
全てをぼんやりこなしても知識にもなりませんし点数にもつながらず、意味がありません。
すべて雰囲気でやるのが一番ダメです。
できる部分・分かる部分だけでもしっかりやりましょう。
下の章で紹介するおすすめ科目は自分でやれば8割9割は理解できると思います。
初期の自己学習にはおすすめです。
問題を解きながらやる
要点をまとめてくれている解説で学習した後は問題を解くことで知識が定着します。
知識がない状態いきなり問題を解くのは歯が立たないですが、知識を入れてからなら効果がでます。
教科ごとの専用の問題集を使っても良いですが、青本にも問題がついていますのでそれで対策できます。
限られた時間の中で広く対策したい場合は青本だけで良いと思います。
3周くらいやる
1回やったくらいでは知識が定着しないですよね。
勉強しても忘れてしまうし、意味あるのかな・・と弱気になるのは1周しただけでは知識が定着していないからかもしれません。
3周くらいやれば知識が定着してきた実感が持てるので、どうせやるなら3周くらいやって自分の使える知識にしていきたいですね。
そのためにもはじめは科目を絞ってやるのが良いと考えています。
以下で序盤の自己学習のおすすめ科目を書いてみましたので、参考になれば幸いです。
初期の勉強におすすめの科目
私がおすすめな科目は以下になります。
以下の科目は基礎的な科目だったり、暗記の科目だったりするので、序盤で自己学習するにはおすすめです。
最終的には全ての科目を対策することになりますが、フライングして勉強するには以下が良いと思います。
- 物理
- 化学
- 生物
- 薬理
- 薬剤
- 衛生
特に計算が得意な方は物理のあたりがおすすめです。
筆者も物理から勉強し始めました。
逆に初期の学習には向かない科目は以下になります。
- ×疾病
- △法規
- ×実務
疾病は薬理をやった後、実務は全ての科目をやった後がおすすめなので、初期の自己学習には向かない気がします。
また、法規は暗記科目なので、自己学習しても良いと思いますが、個人的に対策授業を受けて理解が進んだのでこちらに入れています。
単純な暗記が得意な人は法規を進めても大丈夫だと思います♪
ちゃんとやれば誰でも対策は可能!
「勉強が苦手だけど自分でもできるのかな?」と不安な人でも大丈夫です。
まずは得意な科目やできそうな科目からやればいいのです。
1科目だけでもしっかり対策できると6年生になったときに非常に楽です。
勉強に自信のない人でも、前の章のおすすめ科目を参考に科目を選んでみてください。
今回は薬学部の人が前もって国家試験対策するときの方法について解説しました。
国家試験も早めに対策していると後で精神的にも楽になると思います。
今回の記事が自己学習の参考になれば幸いです。
それでは今回は以上としますー!