価格の決め方も悩むなぁ
利益率の高いジャンルとか高め方ってあるのかな?
こんなときにおすすめの記事です。
安すぎても稼げず、高すぎても売れないので利益率や商品価格の設定は悩みどころですよね。
「趣味のハンドメイドだから安くていいや」と思っている人もいるかもしれませんが、
個人的には趣味だとしてもきちんと利益は確保した方が良いと感じています。
大きな理由は以下2点です。
- モチベーションUPのため
- 今後の選択肢が広がるから
きちんと利益があるほうがモチベーションも上がりやすいですし、
副収入として収入の柱が立つと人生の選択肢が広がるからです。
ハンドメイドで副収入が欲しいと思っても、すぐには収入の柱を立てられません。
事前にコツコツやっているからこそなので、趣味であっても適正な利益を得る方が良いと考えます。
目次
利益率の計算方法
販売価格-手数料(-送料)-仕入額=利益額
利益額÷販売価格=利益率
ミンネクリーマは販売価格とは別で送料を請求できるので送料は加味しない場合がほとんどかと思います。
以下がハンドメイドサイトの手数料になります。
- ミンネ手数料:10.56%(税込)
- クリーマ手数料:11%(税込)
- クリーマ フードの販売手数料:15.4%(税込)
- クリーマ 海外販売手数料:17.6%(税込)
- メルカリ手数料:10%(税込)
- (メルカリ送料:ネコポスの場合 210円)
利益率・額は原価や時給を加味して決める
利益率、利益額は以下のことを加味して決めます。
- ジャンルの相場価格
- 原価の3-4倍
- 時給1000円以上
材料費、梱包代を含んだ原価ベースで3-4倍が目安にできます。
また、目指したい時給はまずは1000円以上です。
1時間に何個製作できて、1点あたり何円利益になるかを確認します。
時給5000円以上に到達する人もいますので、なるべく時給を高められるようにしたいところです。
価格決めの戦略
初心者は安くして評価を高める
ミンネやクリーマなどの販売アプリを始めたての初心者は安くして評価を貯めることも重要です。
安くしなくても購入してもらえる場合もありますが、安い方が売れやすい場合も多いです。
最初は何点か販売してレビューなどの実績を積めばその後のお客さんも安心して購入してもらえます。
取引実績がない人とのお取引はお客さんも不安です。
以下のように今だけ安いんですよ、という文言を入れておけば今後心おきなく値上げができます。
値上げに躊躇がある人はこの戦略がおすすめです。
- 【期間限定】
- 【開店セール】
- 【出品記念セール】 など
あくまではじめの評価目的なので、購入してくれた人が値上げ後もリピートしてくれるかは分かりません。
安いから買ってくれた人は離れていきますが、地道に活動していけば適正価格で新しいお客様ができます。
もともとのお客様が離れていくのは寂しいですが、利益を取れる作家になるならそれで良いのです。
新作を作るなどして集客を意識します。
⇒【ミンネ】アクセス解析で総アクセス数を増やすには?データの活用法も解説
ちなみに安すぎても売れないという話もあります。
「何か欠陥があるのではないか?」と疑われるみたいですね。
このパターンは少数派でしょうから基本的には安くして評価を貯めていく方が王道です。
利益率や価格を3段階に分ける
ハンドメイドでそれなりの収入がある人は利益率や商品価格などを3段階に分けている人が多いです。
人気作家の多くもこのような構成にしています。
例えばこんな感じです。(ABCの金額や利益率は一例)
商品価格を3段階に分ける
A:1000円以下
B:1000-2000円
C:2000円以上
利益率を3段階に分ける
A:利益率40%
B:利益率60%
C:利益率80%
商品価格帯ごと利益率を分ける(推奨)
A:1000円以下、利益率40%:集客用
B:1000-2000円、利益率60%:利益と原価のバランスの取れた商品
C:2000円以上、利益率80%
商品価格帯ごと利益率を分ける方法が推奨です。
あえてこういった設計にしなくても、自然と価格の高い商品は利益率が上がっていきます。
ABCの金額や利益率は一例ですが、Aは客寄せパンタのような役割、Bでしっかり利益を確保していきます。
松竹梅あると真ん中の竹を選びたくなるのが人間心理です。
AをきっかけにしてBを買ってもらう戦略です。
まずBから考えていくとACが決まっていくかもしれません。
利益率の高いジャンル
以下のような商品は原価を安くおさえやすいので初心者でも利益率を上げやすいです
- リボン
- パワーストーン
- 針金細工
- ミサンガ
- 子供のお祝いアイテム、ベビードレス など
他にも工夫次第で利益率の高い作品を作っていくことができます。
利益率の高め方
価格を上げる・価値を高める
価格を高く売る工夫をします。
- 写真を綺麗に撮影する
- 商品説明(サイズなど)をきちんと行う
- キーワードをタイトルや商品説明に入れる
- アカウントを育てて信用を上げる
- 専門店化する
- レビューももらう工夫をする お手紙・おまけ
- 技術を磨く
- デザイン性を高める など
写真や商品説明を行うなどは基本的ですが重要です。
キーワードをタイトルや商品説明に入れることでお客様から商品を探してもらえます。
いろいろなジャンルに手を出すよりは、ある程度ジャンルを決めて専門店化した方が固定ファンがつきやすいです。
専門店という信頼性も増します。
レジンならレジン、フラワーアレンジメントならフラワーアレンジメントにしぼるイメージです。
信頼性アップでいえばレビューをもらう戦略も有効です。
お礼の手紙やおまけを入れることでレビューをもらいやすくなります。
また、デザイン性というのはゴチャゴチャさせたらいいわけではなく、シンプルな方が洗練されて見える場合もあります。
色の組み合わせだけでも素敵に見えたりもします。
以下のような本も参考にできます。
製作時間を効率化
製作時間が長ければ素敵な良い作品が作れるわけではありません。
作業時間の効率化ができれば、1時間あたりに製作できる作品が増えて時給を上げることができます。
短時間で作業できれば空いた時間で新作を考えることもできます。
新作をアップすることは自分のアカウントにアクセスを集めるために重要です。
フリマアプリは普通郵便を使う
送料を安くする工夫もできます。
たとえば普通郵便を使えるものはなるべく普通郵便を使うなどです。
メルカリだとネコポスは175円なので普通郵便の84円~で発送できればかなり安く送ることができます。
住所バレが気になる方はバーチャルオフィスがおすすめです。
業界最安だと月あたり500円で利用可能です。
⇒【業界最安の月額500円】バーチャルオフィスサービス会員募集「和文化推進協会」
販路を増やす
販路を増やすと以下のようなメリットがあります。
- 手数料が安い販路を作ることが出来る
- 売れやすくなるので作品補充も一気にできる
ハンドメイドアプリは販売手数料10%以上かかる場合がほとんどです。
以下の場所なら10%以下の販売手数料になるのでこちらも検討します。
販売手数料10%以下の販路
- ラクマ:6%+税
- Paypayフリマ:5%
- BASE:3.6%+40円
- STORES:5%
売れやすいということは一気に大量に作品が作ることができるので、1個ずつ作品補充するよりも効率的になります。
仕入れも大量だと安くなることもあるので、コスパUPを狙えます。
送料、手数料が違うのでメルカリ以外の安いアプリから売れればラッキーです。
⇒【メルカリ】フリマアプリは同時出品できる?やり方や注意点を解説【ラクマ、Paypayフリマ】
コストカットを考える
以下のようなことでコストカットを行います。
- 安い仕入先を使う
- 安いパーツで出来る作品を考える
- 梱包代も安くする
工夫次第ではコストの高いパーツを使わなくても価格を落とさずに販売できることもあります。
上記の章でご紹介している以下のことももちろんコストカットになります。
- 手数料が安いところを使う
- 送料を安くする
- 時間効率を考える など
ポイント還元率が高いクレジットカードで仕入れる
仕入れ時も還元率の高いクレジットカードで行います。
1%は欲しいです。
クレジットカードを使わずに仕入れをしていた人は、クレジットカードにするだけで利益率があがるのでおすすめです。
たとえば楽天カードは還元率1%でポイントでもクレジットカード支払いが可能です。
楽天ポイントを使えるお店が近くにない場合もおすすめです。
(使える店は多いのでそんな心配はいらないと思いますが)
少しだからいいや、と思うかもしれないですが、チリも積もればでポイントでそこそこの金額になったりします。
一度作ったり切り替えたりすればいいだけなので、さっさとやってしまうことをおすすめします。
しっかり利益を取ろう
筆者は趣味だとしても利益はきちんと得るべきだと考えています。
素敵な作品は金額が上がって当然です。
適正な利益を取ることができないのはあなたがハンドメイドや自分の作品を侮っているからです。
安すぎると疲弊して作るのが嫌になったりします。
ハンドメイドはセンスや感性などの精神的なエネルギーを使いますので、ストレスを感じている状態では良いものも生み出せません。
ハンドメイドで稼げるようになればなるほど以下の効果は実感できるはずです。
- 時間を選ばず作業ができる
- 雇われずにお金を稼ぐことができる
- 自分の作品で誰かを幸せにできる
収入の柱が1本増えると人生の選択肢も広がります。
しっかり利益を確保していかないと今後の活動にも支障が出る可能性もあります。
継続性を高められればもっと喜んでもらえる人が増えますので、利益を得ることというのは悪いことではありません。
技術を磨くにもコストがかかったりしますしね。
もちろん、技術がなくてもアイディア次第で稼ぐこともできます。
それでは今回は以上としますー!