初心者だけどハンドメイドで稼いでいけるのかな
モノ作りは好きだけど儲かる気がしないな
こんな人におすすめの記事です。
これを書いている私自身もハンドメイドを売った経験があります。
そこで思ったのは、技術はあるのに売れていない人多すぎるということです。
もともとメルカリで月13万円稼いだ経験があり、そのときにふと「売るスキルだけでハンドメイドやったらどうなるのかなぁ」と気になったのでやってみました。
私のハンドメイドスキルは以下のもの。
- ハンドメイド経験一切なし
- 美術の成績2だった
- 自他ともに認める不器用さ
売った作品の概要はこんな感じです。
【作品その①】
- 制作時間10分
- 原価100円の400円の商品
【作品その②】
- 制作時間5分
- 原価280円で1700円の商品
何時間も丹精込めて作ってなかなか売れない人もいる中、不公平に思いませんか?
その人たちに圧倒的に足りていないのは「売り方」と「お金の管理」です。
技術は上手なのに稼げていないモッタイナイ人が多すぎ・・・と思ったので今回記事にしてみました。
どんな商品を作ったかは企業秘密ですが、ヒントにはなると思います。
技術だけが問題じゃないです。
目次
ハンドメイドのモッタイナイ
私自身、ハンドメイド作品を購入することも好きなのですが、「この作品はもっとこうすれば売れるだろうなぁ」と思うことがよくあります。
ズブの初心者の私がほんの5~10分の制作時間で売ったものと多くのハンドメイド作家との違いを書いてみました。
写真にこだわっていない
適当な写真を掲載していると安っぽく見えるので、本来の作品の魅力が伝わりません。
- ピント
- 写真の光の入り方
- 撮影する場所や背景 など
家にあるアクセサリーや香水の瓶など飾りがあっても写真映えします。
最近のスマホは画質が良いので、スマホ1台でも十分です。
商品が売れてきたら一眼レフを使うくらいで良いと思います。
安いのは2万円くらいで買えます。
やはりスマホより綺麗に撮影できます。
不用品の出品の方が多い
不用品ばかり売っていて、それに紛れてハンドメイド作品を少し・・・みたいな人もかなり多いです。
ハンドメイド作品すらも不用品に見えてしまい購買意欲を下げてしまいます。
不用品でアカウントを育てるのも良いですし、たまに家の不用品を売りたいなら少しくらい良いと思います。
ただ、不用品がメインに見えてしまう売り方はやめましょう。
作品:不用品=10:1
くらいに。
デザインが少ない
用意しているデザインが少ない人も結構います。
数種類で満足するのでは足りないです。
せめて10種類は作りましょう。
もちろん色違い・柄違いはノーカンでデザインとして10種類です。
ちなみに私の作品が売れるまでに以下の種類を用意しました。
作品その①:7種類
作品その②:5種類
売り方をしっかりするとこのくらいの少ない種類でも売れますが、ハンドメイドやったこともなく、販売経験も少ない方はこれを参考にしてはいけません。
筆者はトータル1600回以上の販売経験でわりと多い方なので「売り方」については慣れている方だからです。
デザインがダサい
仕上がりは綺麗なのにデザインで取りこぼしている人もいます。
ピアスなのに小学生が好むようなデザインだったり、100円ショップでも買えそうなデザインだったり・・・
ピアスあけている小学生がどのくらいいるの?って感じですし、メルカリやminneなどの最低販売価格はたいてい300円~なので「だったら100円ショップで買うよ」って感じです。
感性は人それぞれなので売れなくはないと思いますが、「そんなに丁寧な作業できるなら一度雑誌でデザイン勉強したら?」と思うものも。
オリジナル性がない
どこでも誰からでも買えてしまうものは価格競争が起こりやすいです。
自分の作品を良いと思ってもらえても、「デザインが同じなら安い人から買おう」と思う人も多いです。
オリジナル性がなくても売れる人は以下のパターン
- 技術力がめちゃめちゃすごい
- 取引実績がかなりあって信頼できる
そこまでいくのにやはりオリジナル性は必要です。
デザインや素材などで「あなたからしか買えない作品」が必要です。
需要がある作品を作っていない
誰かが欲しがる需要のある商品を作っていない人もいます。
オリジナルの商品を需要があるように作るというのは重要です。
たとえばこんな例です。
- オブジェを作っていた技術を使って、ネックレスやピアスを作る
- 大きなテトラポットを作っていた経験を活かして、水槽用の小さいインテリアにした
オブジェやテトラポッド自体は需要の少ない商品です。
その技術やオリジナル性を活かして、より需要がある商品を生みだすとハンドメイドで売れる商品にすることができます。
"デメリットを解決して需要があるようにする"というのも重要です。
たとえば、針金細工のアクセサリーを作っている人などは、レジンに埋め込むと幻想的な作品になってより需要が高まるかもしれません。
ひと手間によって針金細工アクセサリーの「針金がチクチクしそう」「すこし力を加えたら変形しそうで怖い」というデメリットを解決でき、欲しい人も増えるでしょう。
再出品していない
フリマアプリでハンドメイドを出品する際は、「再出品」が重要です。
大体のフリマアプリは、出品直後が掲載順位が高く、一番閲覧されやすい仕組みになっています。
時間とともに順位も低くなり、見てくれる人もいなくなります。
閲覧されているほど売れやすいので、定期的に再出品することが売れ行きにつながります。
購入されやすい工夫をする
購入されやすい工夫も重要です。
一番分かりやすいところだとお値下げすることです。
ただ単に安くすると作品自体の価値が下がるので、以下のようにします。
- おまとめ割引き
- リピーター割
- 〇〇セール など
フリマアプリだとこういったことがやりやすいです。
あとはここらへんも気にしてあげると買ってもらいやすいです。
- 即購入OKにする
- 梱包例を写真で見せてあげる
お客様が安心してもらえることをしてあげます。
妥協して作っている
作品を妥協して作っている場合もお客様には伝わります。
可愛いけどなんか妥協して作っている感があります。
妥協して作った作品は「最強に可愛い」と思いますか?
お客様は「最強に可愛い」と思った作品にしかお金を払いたいと思いません。
あなたがそう思っていない作品はお客様も「最強に可愛い」とは思いません。
単価安い商品だけ作っている
高値で売れるわけがない商品しかないから、安く買いたたかれている人もいます。
だれでも作れそう、どこでも買えそうな商品は単価を安くしないと売れません。
- ビーズを繋げただけの指輪
- パールをくっつけただけのピアス など
単価の安い商品ばかり作っていてはハンドメイドで利益は上がりません。
高く売れるハンドメイド作品を作る方程式
ハンドメイドを高く売る方程式は以下になります。
希少性 × 技術 × 高級感 × 気遣い = 価格
希少性 | 技術 | 高級感 | 気遣い |
---|---|---|---|
デザイン
素材 (オリジナル性) |
- | デザイン
素材 写真 |
付属品
カスタム オーダー 梱包の丁寧さ |
技術が高くなくても、価格を上げて商品を売ることが可能です。
ハンドメイドで利益を上げるコツ
作る前にリサーチ
ハンドメイド作品を作る前にリサーチはした方が良いです。
- どんな商品に需要があるのか
- 自分のオリジナル性を発揮できそうな部分はどこなのか
特に需要がある商品を調べるのは必須です。
少ない仕入れで展開できる工夫をする
最初はあれこれ仕入れたくなりますよね。
素材の一つ一つはリーズナブルなので、つい買ってしまいます。
ついたくさん仕入れてかなりの金額になることも。
「全て売れればチャラ!」と思って購入しても、初心者のあなたが予想していることなんてまず外れます。
- 使いまわせる素材
- 組み合わせ次第で複数展開ができるようなパーツ
少ない仕入れでどれだけの種類の商品が作れるかが利益を上げるコツです。
仕入れは安く
素材の仕入れはできるだけ安く行いましょう。
ショッピングモールに入っている素材屋で仕入れたりしていないですか?
あんなに高いところで仕入れたら何にもなりません。
場所代の高いところはそれなりにぼったくってきます。
仕入れはネットが安いです。
作品は妥協しないけど、仕入れコストについては慎重に考えます。
クオリティと制作コストを考えて一番ベストで自分の中でしっかりくるものを選びます。
しっかり利益をとる
わざわざ自分で買いたたかれにいっている作家さんが多すぎます。
誰にでもできるデザインをわざわざ作って赤字で売って消耗して幸せですか?
さっきの方程式を見ればどう高値で売れる作品を作ればいいか分かります。
希少性 × 技術 × 高級感 × 気遣い = 価格
1つのアイディアだけで利益率を上げることができます。
アイディアがお金になるんです。
カラー展開をつける
できるだけ色違いの展開は増やすのがおすすめです。
なぜなら、お客様が"買うor買わない"の選択から"どの色を買うか?"の考えになるからです。
この時点で買わない選択がなくなります。
また、"自分で選んだ"という事実だけで愛着がわくのです。
「赤」のアイテムが売れるとしたら、色違いの「青」「黄」をつくります。
もし「赤」しか売れなくても、「赤」を売るために「青」「黄」が存在しています。
これは他の物販でも共通しています。
迷ったあげく、色違いで購入していく人もいるので色違いや柄違いはそろえておくメリットがあります。
ただし、売れないカラーは1つ作っておくくらいで良いです。
たくさんはいらないです。
売れたものをもっと作って売る、売れないものはもう作らない
商品を売っていくと「売れる商品」「売れない商品」が分かってきます。
1度でも売れた商品はその後も売れていく可能性があります。
売れる商品はまた売れるようにしっかりと補充したり出品していきます。
ハンドメイドも商売!物販に共通する数字の考え方
お金の計算をする
以下のようなお金に関することは把握しておくことをおすすめします。
- 原価はいくらか?
- 純利益はいくらか?
- ハンドメイドの時給はいくらか?
- 1か月に稼ぎたい金額以上の作品は作っているのか?
- 目標月収を達成するためには何をどのくらい売らないといけないか
「趣味でやっているからそこまでは・・・」と言っていても、趣味ならお金とらなくて良いですよね?
わざわざメルカリとかminneでお金とっているなら本当は稼ぎたいはずです。
観念してお金の計算してみましょう。
難しい計算はないですから。
その商品が売れるデータつけてみる
- いいねが何個付くと1個売れるのか?
- どのくらいの期間に1個売れるのか?
- フリマアプリでは何回再出品するとうれるのか?
こういったデータはつけてみると今後の活動の指標になります。
ハンドメイド以外の物販でも必要なことです。
筆者も売りたての商品はいいねの数と売れた数のデータをつけて平均を出しています。
平均値が分かると、出品しないといけない個数や推定の売上を逆算できます。
まとめ
今回は以下の内容を解説しました。
- 多くのハンドメイド作家さんのモッタイナイ
- 高く売れるハンドメイド作品を作る方程式
- ハンドメイドで利益を上げるコツ
- 物販に共通する数字の考え方
ちなみにハンドメイドをしなくてもメルカリで利益を上げることもできます。
ハンドメイドって大きく3つの力が必要です。
- リサーチ力
- 作る力
- 売る力
他の物販ならこの2つだけ。
- リサーチ力
- 売る力
ハンドメイドは「製作」をしないといけないので、他の仕入れて売るだけのビジネスに比べて大変なことをしているんですよ。
それでいて「製作」の時給は低い。実際どちらもやってみたからこそ分かります。
他のメルカリで稼ぐ方法について知りたい方は是非こちらの記事もチェックしてみてください。
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それでは今回は以上とします。