投資信託と高配当投資ではどっちが利回り良いかのかなぁ
ただ貯金しているだけではもったいないから少しでも何かしてみたいなぁ
いろいろ考えたいからメリットデメリットが知りたいな
常にチャートを見れるわけじゃないから、働いていてもできる投資がいいんだけど・・・
こんな人におすすめの記事です。
今回の記事では下記の内容を解説します
・高配当投資と投資信託を比べたメリットデメリット
・他にもREITという選択もある話(仕組みは簡単)
これを書いている私は投資歴2年の主婦です。
以前は会社員をしていて1年前に専業主婦になったのですが、
掃除したり買い物に行ったりと意外とチャートをずっと眺められるわけではないんですよね。
会社員時代よりはチャートを見る時間は増えましたが、「思ったよりも見れないなぁ・・・」という感じ。
そこで、ある程度チャートを見れない人でも始めやすそうな投資を調べた結果、
「高配当株投資」と「投資信託」について興味がわいたので今回は記事にしてみました。
最近は株価がかなり下がっているので、安く買って値上がりを待つ分にはチャンスかもしれません!
もっと早く知っていれば良かった!という内容もまとめてみましたので参考になれば幸いです。
①高配当投資と投資信託の利回り
まず気になるのがそれぞれの利回りですよね。
選ぶ銘柄や商品によって違うので一概には言えないのですが、個人的に調べた印象ではこれからご紹介する数字が現実的な数字だと思います。
高配当株投資は〇%!高配当投資は年間利回り3%以上のものをいう
高配当株投資とは、その名の通り株でもらえる配当利回りが高いものに投資する方法です。
高配当株とは一般的に配当での年間利回りが3%以上の銘柄に投資することを言います。
2019年の東証1部の年間の平均配当利回りは約2%ですので3%は確かに高い利回りですね。
その名の通り株でもらえる配当利回りが高いものに投資する方法が高配当株投資です。
銘柄や時期によっては30%を超える銘柄もありますが、利回りが高すぎる銘柄は業績が悪くて株価がボロボロなところが多い印象です。
ですので、配当が増える他に株価が下がるという理由があります。
・配当が増える
・株価が下がる
高配当株といっても株価が下がった結果相対的に利回りが上がっている銘柄は避けていきたいですね。
しっかりと安定した業績の企業でいえば、個人的には4%-6%くらいなら狙っていけると思っています。
また、現在は株価暴落の影響で優良株でも株価が下がっていて配当利回りが上がっているのでチャンスかもしれませんね。
業績が悪すぎると減配のリスクがあるので、業績が安定している銘柄に投資するのがオススメです。
投資信託は〇%!投資信託の年間利回りは約4-7%が期待できるが・・・
投資信託とは、投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめて、運用の専門家が株式・債権などに投資・運用する商品のことです。
1つの商品の中に株式や債権などが含まれているため、分配投資をしていることとなります。
簡単に言えば、以下のような仕組みになります。
②買ったおまけとして分配金がもらえ
③福袋(投資信託)の価値が上がればさらに資産が増えたことになる
こちらも選ぶ商品によって違うので一概には言えないのですが、個人的に調べた印象では投資信託の平均な利回りは約4-7%ほどのようです。
手数料を取られてしまうことを考えると実質利回りはもっと下がります。
仮に手数料で約2-3%取られてしまうと、約2~5%ほどの利回りになります。
投資信託にかかる基本的な手数料以下3種類。
・信託報酬手数料:運用管理費用のこと(年間約0.1~3%ほど)
・信託財産留保額:解約した時にかかる(約0~0.5%ほど)
購入時手数料と信託財産留保額は1時的ですが、信託報酬手数料はずっとかかるものです。
販売手数料が無料のノーロード型もあります。
投資信託にネガティブなイメージを持つ人の多くはこの手数料の高さを理由に挙げています。
できるだけ手数料の安いものを選びたいですね。
どっちがいいの?利回りだけで考えるのは危険?
今回調べた数字だけで見れば投資信託の方が数字は良さそうなのですが、単に利回りだけで考えるのも危険だと感じます。
銘柄や商品によって利回りやその時の地合いが異なるからです。
初心者の方は高配当株投資と投資信託のメリットとデメリットも是非確認しておいて欲しい内容です。
次の章からは高配当株投資と投資信託を比較したメリットとデメリットをご紹介します。
②メリットデメリット
高配当株投資と投資信託を比較したメリットとデメリットは以下になります。
高配当株投資のメリットデメリット
◆高配当株投資メリット
・手数料が安い株は投資信託よりも手数料が安いです。
証券会社によっては、1日の売買合計が50万円以下であれば手数料無料のところもいくつかあります。
・売りたい時にはすぐ売っても良い
株価自体が上がったから利益確定したいとき、予想外に景気の状況が悪くなって株価が下落したので損切りしたいときはすぐに売却することが可能です。
上手に使えば利益を最大限確保したり、余計な損失を回避できる効果があります。
◆高配当株投資デメリット
・減配のリスク業績不振になると企業は投資家への十分に還元できなくなることがあります。
過去増配していたり、配当が安定している銘柄を選ぶことがポイントになります。
高利回り!米国高配当株投資も選択肢
日本株よりも米国株投資の方が高利回りの傾向にあります。 S&P500に投資すると過去の利回り平均は4.5~7.5% なんだとか。
日本株の2%に比べると高いですね。
こんなにも違う理由は、米国は会社の利益を株主に還元する傾向が日本よりも強いからなんです。
そのため、配当回数も年に4回と多くの日本の企業よりも回数が多いのも特徴になります。
また、日本株は1単元株からしか購入できず、1単元は100株であることが多いですが、米国株は1株から購入可能です。小さい資金でも好きな企業に投資しやすいので始めやすそうですね。
投資信託のメリットデメリット
◆投資信託メリット
・プロが代わりに運用してくれる投資のプロが運用してくれるため忙しい人でも簡単に投資を始めることができます。
ある程度ほったらかしにできる点もメリットです。
・分散投資ができる
投資信託自体がいろんな商品をバランスよく含んでくれている商品です。
簡単に分散投資できるので非常に便利です。
◆投資信託デメリット
・運用管理費用(信託報酬)などの手数料が大きい投資信託にかかる基本的な手数料は3種類です。
・信託報酬手数料:運用管理費用のこと。(年間約0.1~3%ほど)
・信託財産留保額:解約した時にかかる。(約0~0.5%ほど)
プロから運用してもらっている分や銀行への手数料がかかります。
この手数料がかなり大きく、特に初年度は購入時て手数料トータルでみると3%以上かかってしまう場合も。
3%ってそんなに多くないじゃん!って思った方はちょっと立ち止まって考えてみてください。
100万円投資しようと思ったら契約した時点で97万円の価値になってしまいます。
これでは1年目はほぼ確実に赤字です。
せっかくお金を増やそうとして投資しても、2年目(下手すると3年目)でやっとトントンになります。
これでははじめの数年がもったいないですね。
購入時手数料が無料になるノーロード投信もありますので、なるべく手数料は安いものを選んだ方が良いと思います。
また、購入時手数料は購入時だけですが、運用管理費用(信託報酬)は年単位でかかり続けます。
“高利回り○%!”と謳っている商品でも手数料を考慮すると全く利益にならないこと多いのです。
・いらない商品も入っている
投資信託はいろいろな金融商品に分散して投資できるのがメリットなのですが、その中にあまり良くない商品が紛れ込んでいたりします。
リーマンショックの時にも、サブプライムローンに関連する商品がうまく色々な商品に紛れ込んでいました。
消費者は意図せずにサブプライムローン関連の商品を買ってしまうこととなったのです。
プロが選んでくれると言っても、購入時に中身をリサーチする力は必要になってきます。
・タイムリーに売買できない
利益確定したい、損切りしたいなどの理由で投資信託をやめたい場合、すぐに解約できない場合があります。
投資信託によりますが、ある一定の期間解約できない期間(クローズド期間)があったりするためタイムリーさには欠けます。
ETFも投資信託の一つ
投資信託はプロに運用してもらえる反面、手数料貧乏になってしまう可能性があります。
手数料を安く投資信託を購入したい場合は上場している上場投資信託(ETF)を使うのがおすすめです。
手数料を安く投資信託を購入したい場合は上場している上場投資信託(ETF)を使うのがおすすめ です。これを利用すれば株式と同じように売買することが可能で手数料もかなり安いです。
証券口座から購入できるので簡単に購入出来て非常に便利です。
高配当株投資と組み合わせることも簡単なので、高配当株投資と迷っている方は証券口座を持っていればどちらもチャレンジできます。
・手数料が安い
・タイムリーに売買できるようになる
投資信託のデメリットを補うことができます。
2つに共通するリスクも知って備えよう!
◆共通するリスク
高配当株投資にも投資信託にも共通するリスクがあります。
こちらもあわせてチェックしてみてください。
・価格変動のリスク
株と同じように価格変動のリスクはあります。
上がる可能性もありますが、下がるリスクもあるので安易な投資は厳禁です。
・税金がかかる
投資信託の分配金にも株と同じく約20%の税金がかかります。
③案外REITという選択もある(仕組みは簡単です)
REIT(リート)とは
この記事を読んでくださっている方は、日々の株価を追うよりも配当や分配金などで堅実に稼ぎたい方だと思います。
そんな方にはREIT(リート)も選択肢です。聞きなれない方もいるかと思いますが、覚えておく仕組みとしてはわりと簡単です。
REITとは、投資家から集めたお金を大きな資金としてまとめて、不動産運用の専門家が不動産に投資・運用し、その運用益を投資家に還元してくれる商品のことです。
温泉施設として有名な大江戸温泉もこの仕組みで、簡単に説明すると以下のようになります。
②温泉施設で出た収益はREITを買ってくれた人に還元される
③保有しているREITの価値が上がればさらに資産が増えたことになる
商品が違いますが仕組みとしては投資信託と似ていますね。
不動産に対して行われ、1つの不動産に対して投資されているものや、複数の不動産に対して行われているものがあります。
不動産投資を行う会社にお金を預けて、儲けたお金を分配金として投資家に分配してくれます。
不動産投資と言われていますが、証券口座から購入可能なので実態は株などの投資に似ています。
こちらも、メリットデメリットをご紹介します。
REITのメリットとデメリット
◆REITメリット
・配当が高いREITを行っている上場会社は、その利益の90%以上投資家に分配すれば法人税が課されないという仕組みがあります。
つまり、投資家に分配すれば会社側もお得ということです。
投資家にも会社側にもメリットですね。
そのためか日本のREIT(J-REIT)の年間利回りは平均して約4%あります。
東証1部の利回り平均は約2%ですので、高い利回りですね。
・株のようにいつでも売買可能
上場しているので、株とおなじくいつでも売買可能です。
・不動産投資のプロがお金を運用している
投資信託とおなじくこちらもプロによる運用です。
◆REITデメリット
・価格変動リスク株や投資信託同様、価格は日々変動するので値下がりするリスクもあります。
・分配金が減る可能性もある
業績が悪ければ株のように分配金が減るリスクがあります。
これを避けるために経営が安定している銘柄へ投資する必要があります。
ちなみに、不動産を取り扱う主なリスクは以下になります。
- 災害
- 地下が上昇
- 賃料減少
- 金利が上がれば分配金が減る
企業によって経営リスクは異なりますので、不動産ならではのリスクを知って景気の流れに乗っていきたいですね。
必須の予備知識:不動産にも種類がある
不動産会社によって取り扱う不動産の種類が違う場合があります。
不動産の主な種類は以下6種類です 。
・オフィス:景気の影響を受ける
・ホテル:景気の影響を受ける、外国人観光客の動向も関係
・商業施設:ショッピングセンター ネットショップの影響で業績が悪くなってきている
・物流施設:ネットショップ倉庫などの物流センター 今後期待できる
・高齢者向け住居:高齢者向けのシニア住居への投資 今後期待できる
会社によって得意なジャンルが異なりますので、取り扱っている不動産の内容を確認することで、今後安心して投資できるかが判断できます。
また、日本のリート全体に投資できる東証REIT指数([0105]や[2555]など)というものもあります。
こちらも株同様取引可能です。
【まとめ】
いかかでしたでしょうか?
貯金として眠っているお金を高配当や投資信託で少しでも増やしたい!と思い今回調べてみました。
今回は
- 高配当株
- 米国株
- 投資信託
- ETF
- REIT
についてご紹介しました。
私は証券口座を持っているので、高配当株投資・ETF・REITをやっていこうと思っています。
今回の記事がみなさんの資産運用のお役に立てれば幸いです。
それでは今回は以上としますー!