普段冊子の四季報を使っているけど、四季報オンラインって良いのかなぁ?
四季報オンラインのメリットデメリットが知りたい
こんな人におすすめの記事です。
四季報って全上場企業の情報がまとまっていて非常に便利ですよね。
長年に渡って多くの投資家から愛されるファンダメンタルズ分析の必須ツールです。
ただ、紙ベースの四季報にはこんなデメリットがありますよね。
◆冊子の四季報デメリット
- 情報がすぐ古くなりやすい
- スクリーニングができない
- 持ち運びは大変
発刊されてすぐであればリアルとの情報のズレは少ないですが、株価などのリアルな情報はすぐに乖離が出てしまいます。
また、手作業で銘柄を探していくため、「この特徴の銘柄だけ読みたい」ということも難しいです。
これを解決してくれるのが東洋経済社が提供している四季報オンラインという四季報のWEB版のサービス。
WEB版では冊子の四季報にはない機能もついていて非常に便利とのこと。
私も四季報オンラインについて気になっていたので、 今回は四季報オンラインのメリット・デメリットやどんな人が四季報オンラインを使うのに向いているかを書いています。
目次
【四季報オンラインメリット】
・ネットやアプリで最新の四季報が読める
ネットとアプリを連動させていつでもどこでも四季報を見ることができます。忙しい方もスキマ時間を使ってアプリから銘柄研究ができるのは嬉しいですね。
移動時間や待ち時間などのスキマ時間を使ってサッと情報を確認することができます。
・過去の四季報が読める
ベーシックプランだと過去4号分の縛りがありますが、過去の四季報も見ることができます。
過去の四季報編集者のコメントなどを見ていけば、その銘柄がどんな歴史があったのか確認できます。
過去の四季報を見ればさらに銘柄への理解を深めることができます。・四季報発売前に先取りして情報を見れる
四季報オンラインなら紙ベースの四季報の発売前に先取りして見ることができます。
他の投資家よりも一歩先に情報が取れるため、早めの投資戦略を立てることも可能です。・スクリーニング機能が使える
「この条件にピッタリあてはまる銘柄だけ調べたい!」という経験がある方は必見。スクリーニングの設定できる項目がかなり多いのが四季報オンラインの特徴です。
ベーシックプランで152項目、プレミアムプランで251項目の設定が可能です。
ここまで多いのは凄いですね。
オリジナルの設定で効率的な検索が可能です。
よくある証券会社の無料のスクリーニングサービスだとここまで多くの設定ができないので、自分が狙いたいパターンの銘柄をピンポイントで狙い撃ち して検索できます。・IPO情報が見れる
IPOは 高確率で利益を出せる ため、購入できたら嬉しいですよね。ただ、人気が高いためIPO株を購入できるのは抽選で当選した人のみ。
当選確率を上げるにはなるべく倍率の低いものに応募したいですよね。
四季報オンラインでは、IPOがどの証券会社にどれだけ割り当てられているかもチェックすることができます。
割り当てが多い証券会社から応募すれば 当選確率UPすることができます。「幹事証券」になっている証券会社が最も割り当てが多いので、幹事証券は要チェック!
・銘柄登録でお気に入りの銘柄を監視できる
ベーシックプランで1000銘柄、プレミアムプランで2000銘柄の銘柄登録が可能です。
証券会社が提供してくれるアプリでもここまで多くの銘柄は登録できませんよね。
しばらく株式投資をしていると証券会社の銘柄登録機能では足りなくなってくることもありますよね。
四季報オンラインのようにここまで多くの銘柄できたら足りなくなることもなさそうです。
気になる銘柄はまとめて登録しておくと一気に確認できて便利ですね。
【価格】
四季報オンラインのプランは2種類あって価格は以下になります。
- ベーシックプラン 毎月1100円
- プレミアムプラン 毎月5500円
機能の違いは
- 株価が20分ごとの表示かリアルタイムか
- スクリーニング機能が152項目(検索結果150件まで)か251項目(検索結果300件まで)か
- 登録できる銘柄数 10グループ1000銘柄、20グループ2000銘柄
- 大株主情報が表示されるか否か
が主に違う部分です。
普通に使っていればベーシックプランで十分なので、上記の部分にこだわりが出てきたら、プレミアムプランに変更しても良いと思います。
初月は無料で使うことができるので嬉しいですね!
【紙にもメリットがある!冊子の四季報のメリット!】
・全銘柄チェックする場合は紙ベースが効率的
全銘柄チェックすることを通読と言ったりしますが、この通読を行う場合は紙ベースの四季報の方が効率が良いです。
紙ベースでは見開きで4銘柄の銘柄があるので必要な情報だけサッと目を通すことができます。
一気に大量の銘柄を見たい場合は紙ベースの方が効率的です。
クリックして次の銘柄に進む四季報オンラインは通読には向いていないと言えるでしょう。
・書き込みが出来る
大抵の人は購入出来る株の予算には上限があることかと思います。
そんな中、欲しい銘柄が何銘柄もあると迷ってしましますよね。
紙ベースの四季報では書き込みやマーカーしながら検討していけるので、比較検討するときには便利です。
後から銘柄選定の理由も見返すことができます。
四季報オンラインは書き込みができないため、書き込んで考えたい方には向いてないでしょう。
・年間で考えると冊子の四季報の方が安い
冊子の四季報は1冊2300円(税込)です。
1年4号発刊されるので、毎号購入すると年間9200円(税込)。
四季報オンラインはベーシックプランで月1100円(税込)なので、年間13200円(税込)です。
紙ベースの方が年間4000円安い計算になります。
監視銘柄はある程度決まっているから、毎号買わなくても良いという方もいるので、そういった人はさらに冊子の方がお得といえますね。
ただし、年間4000円で機能が色々使えると考えれば四季報オンラインもコスパが良いかもしれません。
機能の使い心地がよければ四季報オンラインも選択肢の一つになります。
いきなり四季報オンラインを使うよりは、普段紙の四季報を使っている人がスクリーニングなどの機能を求めて登録するのが良さそうです。
初月は無料ですので、ためしに使ってみて良ければ継続してみてはいかがでしょうか?
もし冊子の四季報を使い慣れていない人は、まずは慣れていくことが先決です。
四季報オンラインは冊子の四季報を使い慣れた人に使って頂きたい機能になります。
【四季報オンラインに向いている人】
以上をまとめた四季報オンラインに向いている人はこんな人です。
- 独自のスクリーングしたい人
- 監視銘柄を登録して一気にチェックしたい人
- IPO情報も情報収集したい人
- 冊子の四季報に物足りなさを感じていた人
冊子の四季報で銘柄選定を行うよりも時間効率が大幅に違います。
四季報オンラインは冊子の四季報にはない機能だけでなく、証券会社の無料サービスよりもきめ細かいサービスを使うことができます。
今まで冊子の四季報で物足りなさを感じていた人には一度使って頂きたいサービスになります。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
紙ベースの四季報と四季報オンラインそれぞれのメリットがありますので、用途によって使い分けていきたいですね。
情報収集の手段が増えると、時間効率や情報の質も変わってきますので気になる方は是非四季報オンラインもチェックしてみてください♪
それでは今回は以上としますー!