この記事では、以下を解説します。
- 価格交渉したい人は、下げてもらいやすいコツ
- 価格交渉を断りたい人は、できるだけ高く買ってもらえるコツ
購入側でも出品側でも価格交渉に悩んでいる方は参考にしてください。
この記事を書いている私自身はメルカリで1500回以上の取引経験があり、交渉して安くしてもらったり、交渉を断りつつ高値で買ってもらったこともあります。
いくつかのパターンに分けて例文付きで紹介していますので是非参考にして頂ければ幸いです。
先に言っておくと、どちらにせよ一番大事なのは「丁寧な対応」です。
値下げ交渉戦略
購入するならできるだけ安く買いたいですよね。
交渉するならまずはプロフィールや商品ページに「値下げ不可」の文言がないかを確認してから交渉を行いましょう。
値下げ不可と明記されている人はほとんどの場合交渉するだけ無駄になります。
以下の場合にはコメント欄にてやり取りします。
- 値下げ不可の記載がない人や商品
- 10~20%下げれば購入希望金額になる商品
値下げ交渉の金額が大幅すぎると検討すらしてもらえずにあしらわれるので、10%値引きまでが通りやすいです。
限度は20%オフですかね。
筆者もあまりにもひどいお値下げは返信する労力すら無駄なのでスルーしています。
いくつかのパターンを解説します。
とりあえず価格交渉
例文:「お値下げ可能な商品でしょうか?」
今回ご紹介する中では一番シンプルな方法です。
値下げ幅はそこまで期待できないので、おすすめは次で紹介するパターンです。
金額を提示して価格交渉
例文:「こちらの商品お値下げは可能でしょうか?予算的に〇〇円になればありがたいです。」
値段を提示するとその値段を基準に出品者が考えてくれます。
折衷案を提示してもらうにしても、こちらが提示した金額をある程度考慮してもらいやすい特徴があります。
はじめに価格を提示したほうがその価格が基準になって話が進むので、有利に話を進めやすいです。
具体的な金額を出したほうが安く買える確率が高まります。
折衷案もにおわせつつ価格交渉
例文:「こちらの商品のお値段は〇円にしていただければありがたいのですが可能でしょうか?もし無理な場合はいくらまででしたらお値下げ可能でしょうか?」
価格交渉に加えて、「折衷案があればそれも検討できるよ!」とアピールもする方法です。
この交渉の仕方は提示した価格は通りにくいですが、折衷案で価格を下げてもらうことはしやすいと思います。
最初の提示する金額を少し強気で出すと折衷案でもわりと良い金額にしてもらえるかもしれません。
ただし、あまりに低い金額を提示すると相手にすらされないこともあるので、価格のバランス感覚も必要となります。
端数を価格交渉
例文:「こちらの商品はお値下げ可能でしょうか?〇〇円丁度になればありがたいのですが・・・」
端数の価格交渉は結構通りやすいです。
複数買いで価格交渉
例文:「こちらの商品と他の〇〇の商品をまとめて購入したいのですが、お値下げは可能でしょうか?」
「こちらと〇〇の商品をまとめて購入したいのですが、送料分お値下げいただくことは可能でしょうか?すべてでなくても浮いた送料分の一部でもかまいません。」
「複数購入で割引などは実施していますでしょうか?」
まとめて買うと100円とか200円くらいなら下げてくれることが多いです。
また、大型商品をまとめて買う時は送料分で数百円下げてくれることも。
送料分下げてもらう時は、浮いた送料分全部値引きしてもらうよりは、浮いた分の一部を安くしてもらう方が受けてもらいやすいです。
浮いた送料分すべてだと出品者からしたら値下げするメリットはあまりないですからね。
出品者にもメリットがある方が通りやすいです。
即購入・即入金をアピールして価格交渉
例文:「こちらの商品お値引きは可能でしょうか?〇円でしたら即購入も可能です。ご検討よろしくお願いいたします。」
「こちらの商品はお値引きは考えておりますでしょうか?できれば〇円がありがたいです。お値下げ頂けましたら本日中に入金も可能です。」
即購入・即入金で購入意欲をアピールする方法です。
早く売ってしまいたい人には効果的です。
出品して日が経つのに売れていない商品は比較的効果を発揮しやすい単語だと思います。
以下のような場合は効果は薄そうなので状況を見てですね。
- 出品して間もない商品
- 人気ですぐに売れてしまう商品
- 出品者が早く売れなくても良いと思っている場合
提示した金額の理由を言って価格交渉
例文:「家族から言われていまして、・・・」
「予算的に〇円で購入したいのですが、・・・」
転売するのかな?という人がこういった理由を使う気がします。
なので、効果があるのかもしれませんね。
筆者は転売(せどり)も勉強したことがあるので、「あ、この人は転売するのねー」くらいにしか思いません。
ちなみに筆者は転売に対しては「適正に行われているならどっちでもいい派」です。
価格交渉のポイント
「購入予定」よりも「購入を検討中」というスタンス
「購入予定」「購入したい」という文章よりも「購入を検討中」のほうが、「買うかどうかは値下げ次第だよ」ということをにおわせることができます。
どっちにしろ買ってくれるなら、値下げするメリットないですからね。
出品してからどのくらい経っているかもポイント
出品してから時間が経っている商品は、出品者も自分の値付けを見直す気持ちになってきます。
今の価格では売れないと諦めがでてくるので値下げしてもらいやすいです。
丁寧さ
丁寧に交渉を進めていくと「この人になら値下げしてもいいかな」と思ってもらいやすいです。
逆に図々しい態度や「値下げしたら買ってやる」という偉そうな態度の人とはそもそも取引したいと思われません。
丁寧な言い回し集(組み合わせて使える)
言い回しがマイルドに丁寧になる言い回しをご紹介します。
- こちらの商品気になっているのですが、
- こちらの商品購入を検討しているのですが、
他に言い回しがマイルドになる言葉としてはこんなものもあります。
- コメント失礼します
- お返事ありがとうございます
- ご検討頂ければ幸いです
- ご検討のほどよろしくお願いいたします
- ご検討いただきありがとうございます
- 〇円になれば嬉しいです(ありがたいです/大変助かります)
顔文字を入れることで丁寧さが出る場合もあります。
- m(__)m
- (>_<)
- (;_;) など
申し訳なさそうな顔文字や切実そうな顔文字にすると表現もマイルドになって相手の不快感を軽減させられます。
顔文字が嫌いな人もいるかもしれませんが、大概の方はぶっきらぼうに価格交渉されるよりも受け入れてもらいやすいと思います。
これってどうなの?と筆者が思うもの(余談です)
価格交渉をお断りした後にこんなコメントをしてくる人がいました。
「今後価格を下げるときはコメントで教えて頂ければと思います」
何故そんな手間なことをしないといけないのか・・・
「いいね」をしている商品であれば価格を下げた時に通知がいくので、わざわざ手間なことを言ってくる人は良い印象は持たないですね。
他の人に買われるのを防ぎたいのかもしれませんが、値段を下げた方がシステム上閲覧されやすくなりますし、わざわざコメントをするのも面倒ですし、デメリットを感じます。
ちなみにこれを言ってくる人も「転売するんだろうな」と思うようなアカウントでした。
デメリットを提示してくるようなビジネス下手とは取引したくないです。
筆者のように思う人もいるので、このセリフを使うのはほどほどにした方がいいのでは・・・?と思います。
余談ですが。
価格交渉を断る戦略
値下げ交渉自体を楽しみたいという購入者もいて、「そのままの価格でも買うけど、交渉できたらラッキー」くらいに思っている方も多いです。
せっかく自分が大事にしていた商品を安く買いたたかれるのは良い気がしないですが、丁寧に対応していくことがポイントになります。
断ったけど買ってくれたパターンもあります。
そもそも商品ページに書いておく
価格交渉を含めてメルカリなので、価格交渉はある程度は受け入れていくしかないのですが、嫌な場合は商品ページに記載しておくと良いでしょう。
大分減ります。
値下げ交渉自体嫌な場合
「お値下げはしておりません」
非常識なお値下げが嫌な場合
「大幅なお値下げ交渉はスルーかコメント削除させて頂きます。即購入の方が優先となります。」
「基本的にお値下げは受け付けておりませんが、状況によってお気持ち程度でしたら受け付ける場合もあります。」
ちなみに価格交渉に応じるときは以下のような例文があります。
- 「〇円でしたらお値下げ可能ですので、よろしければ価格変更させて頂きますがいかかでしょうか?」
- 「即購入でしたら〇円大丈夫です!ただいまお値段変更させて頂きます」
商品ページに書いておくと交渉自体が減って快適になりますが、それでもコメントしてくる人がいるので、断るパターンも以下で解説します。
無難に断る
1円も無理なときはこちらを参考にしてください。
例文:「こちらの商品はお値下げは考えていません。申し訳ございません。」
「出品したてなので今のところお値下げは考えていません。お値下げする場合は徐々に行っていくつもりです。早いもの勝ちですので、ご予算内になった際にはどうぞよろしくお願いいたします。」
「すでに相場よりもお安い価格なので、現在お値下げは考えていません。しばらくはこちらの価格でご案内しております。」
値下げしなくても買ってくれる場合もあるので、丁寧に対応します。
怒ったりすると、本来購入してもらたはずのお客様も離れてしまいます。
こちらから価格を提示する
少しお値下げしても良いと思う商品で、「お値下げ可能ですか?」のように具体的な価格を言われずに交渉されたときはこちらが参考にして頂けます。
例文:「〇円でしたら可能ですがいかがでしょうか?」
「お気持ち程度にはなりますが、〇円でしたらお値下げ可能です。」
最初に出た具体的な価格が基準になるので、価格を提示したほうが主導を握れる傾向です。
価格を提示されたときに妥協案も提案しつつ断る
提示された金額では嫌だけど、少しの値下げはOKのときはこちらの例文を参考にして頂けます。
例文:「そこまでのお値下げは考えておりませんが、〇円でしたらいかかでしょうか?」
「先ほど出品したばかりなのでそこまでのお値下げは考えていません。お気持ち程度にはなりますが、〇円はいかかでしょうか?」
普通にお断りするよりも買ってもらいやすくなります。
理由を加えてお値下げできない感を強化する
以下の理由があると値下げせずに購入してもらいやすくなります。
- 人気の商品なので
- 希少なものなので
- 相場(Amazon/楽天)よりもお安い価格なので
特別な理由はないけど、まだ値下げしたくない場合はこちらも参考にしてもらえます。
- 出品したばかりで様子を見たい
- 少しずつ値下げをする予定なので今はそこまで考えていない
価格交渉を断るポイント
丁寧さ
価格交渉に応じなくても、後日買ってくれるパターンもあります。
多分同じ商品を出している出品者に一通り値下げ交渉して断られたのでしょう。
丁寧に対応することで引き起こせたラッキーです。
出品者も購入者も丁寧な対応がお得です。
相場や商品価値をを良く知る
自分が出品する商品の相場や価値を調べることで、価格交渉の断り方の材料を見つけることができます。
相場よりも安く買いたたかれることも少なくなりますし、相場よりも高くしすぎて売れ残ることもなくなります。
まとめ
メルカリの価格交渉について解説しました。
■値下げ交渉をするパターン
- とりあえず価格交渉
- 金額を提示して価格交渉
- 折衷案もにおわせつつ価格交渉
- 端数を価格交渉
- 複数買いで価格交渉
- 即購入・即入金をアピールして価格交渉
- 提示した金額の理由を言って価格交渉
■値下げ交渉のポイント
- 「購入予定」よりも「購入を検討中」というスタンス
- 出品してからどのくらい経っているかもポイント
- 丁寧さ
■価格交渉を断るパターン
- 無難に断る
- こちらから価格を提示する・価格を提示されたときに妥協案も提案しつつ断る
- 理由を加えてお値下げできない感を強化する
■価格交渉を断るポイント
- 丁寧さ
- 相場や商品価値をを良く知る
買う時も売るときも気持ちよく使っていきたいですね。
価格交渉が嫌な人はメルカリよりも比較的価格交渉の少ないラクマも使ってみても良いかもしれません。
価格交渉が少なく販売手数料も安いので、結果的に手元にお金が残りやすいです。
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それでは今回は以上としますー!