薬剤師・薬学部

薬学部を卒業後の【初任給】【年収】【就職先・就職のしやすさ】~職業を選ぶときに考えたいこと

この記事では薬学部卒業後の【初任給】【年収】【就職先・就職のしやすさ】について解説しています。

私は製薬会社に進みましたが、友達には病院薬剤師、薬局薬剤師、CROをやっている人がいるので、その話も参考にしています。

あくまで私や私の周りの話ですが、参考にして頂ければ幸いです。

薬学部卒業後に多い進路

薬学部卒業後の進路は薬剤師だけでなく、製薬企業などの選択肢もあります。

また、薬剤師と一口に言っても、病院・薬局・ドラッグストアなどがあり、どれも毛色の違う業務になります。

意外と薬学部は就職先が幅広く、公務員とかになる人もいるのですが、以下の職種に進む人が多いです。

  • 病院薬剤師
  • 薬局薬剤師
  • ドラッグストア薬剤師
  • 製薬企業(営業)
  • 製薬企業(研究)
  • CRO

それぞれ解説していきます。

【病院薬剤師】

  • 初任給:約20~25万円
  • その後の年収:約350~600万円
  • 就職の難易度:★★★☆☆

就職活動はそのときの病院の募集によって変わってきます。

簡単に就職できてしまう病院から競争率の高い病院まで様々です。

通常、募集人数はあまり多くはないので、倍率は高くなりやすいです。

お給料はそこまで良くはないのでやりがいや経験のために働く人には向いています。

■手当情報

職員宿舎がある病院もあり、格安で入居できるようです。

宿舎がない病院は住宅手当が2万円ほどもらえるところもあるそうです。

【薬局薬剤師】

  • 初任給:約24~26万円
  • その後の年収:約350~400万円
  • 就職の難易度:★☆☆☆☆

全国転勤があるような会社の薬剤師だと450万円くらいや離島やへき地は500万円も可能なようです。

■手当情報

5000円~5万円ほど家賃手当がある会社が多そうです。

私の友達は家賃手当2万円と言っていました。

【ドラッグストア薬剤師】

  • 初任給:約30万円
  • その後の年収:約350~450万円
  • 就職の難易度:★☆☆☆☆

こちらも全国転勤が可能かどうかで給与は変わってきます。

全国転勤を希望したほうがお給料は高くなる傾向です。

■手当情報

家賃手当 1~2万円が相場

多いときは5万円も支給してくれるところも。

【製薬企業(営業)】

  • 初任給:約26万円(6年制)(営業手当込み 約30万円)
  • その後の年収:500万~1000万円
  • 就職の難易度:★★★☆☆

給料とは別で営業手当が月4万円くらいでたのと、ボーナスが80万円くらいでたので、薬剤師さんよりはもらっていると思います。

内資でもマネージャークラスで年収1200万円くらいもらえるようなので、結構すごいですよね。

■手当情報

家賃手当 5~12万円

営業手当 上記記載

製薬企業は家賃手当もかなり手厚いです。

【製薬企業(研究)】

  • 初任給:約26万円(6年制)
  • その後の年収:約400~1000万円
  • 就職の難易度:★★★★★

就職はかなり狭き門です。

MRの就活ですら結構大変でしたが、研究職ともあればさらに競争率が高いでしょう。

基本国立大学が多く、東大出身の人も結構います。

■手当情報

家賃手当 5~12万円

MR同様、製薬企業は家賃手当が手厚いですね。

【CRO】

  • 初任給:約24万円
  • その後の年収:約400~650万円
  • 就職の難易度:★★☆☆☆

臨床開発業務委託として、製薬会社がコスト上の問題で外注にだす臨床試験や、治験を受託するサービス産業がCROです。

就職活動のしやすさは製薬企業よりはやりやすい印象です。

将来の年収等を考えるとMRに内定もらえるのであればそちらの方が良いと思います。

薬の臨床試験に携われるところは面白そうです。

住宅手当がないという会社も多いようです。

【初任給・年収・就職の難易度まとめ】

職種 初任給 年収 就職難易度
病院薬剤師 約20~25万円 約350~600万円 ★★★☆☆
薬局薬剤師 約24~26万円 約350~400万円 ★☆☆☆☆
ドラッグストア薬剤師 約30万円 約350~450万円 ★☆☆☆☆
製薬企業(MR) 約26万円(6年制)(営業手当込み 約30万円) 約500万~1000万円 ★★★☆☆
製薬企業(研究) 約26万円(6年制) 約400~1000万円 ★★★★★
CRO 約24万円 約400~650万円 ★★☆☆☆


手当がどうなのかはしっかり確認

とくに家賃手当等の手当がいくらあるかは重要です。

実家や持ち家でない限り、賃貸を借りることになるので手当を頂けるのはありがたいです。

家賃手当は年収にはカウントされないですが、必要なものなので現金を頂いているのと同じですよね。

病院から薬局に転職した薬剤師に聞いたお金事情

筆者の友人に病院から薬局に転職した薬剤師さんがいます。

病院もお給料は高くないし、薬局薬剤師になってもそこまで収入が上がることもなかったそう。

薬剤師という職種自体お金を稼げる職業ではない印象です。

ただし、国家試験でどこでも薬局がある分、職には困らないのかなと思います。

食いっぱぐれない安定感はありますよね。

【将来を決めるときに考えたいこと】

資格をとるために薬学部に入っても、6年の中で考えも変わったりします。

将来なりたい像が入学した時のまま変わりないとは限りません。

「よくよく考えてみたらこういう道に進みたいな」ということもあり、自分が何をしたいのかを禿げるくらい考えていいと思いました。

とにかく内定をもらうことに焦点合わせすぎていて、本当のやりたいことを無視して就職活動していました。

就職したらどうにかなると思っていたのですが、自分の中で違和感が結構あって辛かったです。

将来なりたい自分像や自分の興味あることをできる分野や、本業の仕事としてできなくても趣味や副業として達成できることはたくさんあります。

  • やりたいことを充実できるようにするにはどの仕事がいいか考える
  • 趣味や副業にもつながる本業を選ぶ など

お金も大事だけど、心から好きだと思えることをできる環境を作れるかが大事だったなと思いました。

これから就職活動をする薬学部の方は是非後悔のない選択をしてくださね♪

それでは今回は以上とします。

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